Thalictrum delavayi ??

http://seedsman.jp/blog/jpg/2006/07/seedpack-thumb.jpg
Hi, Janet
This is Thalictrum delavayi’s seed pack.
I’m storing all seed packs
and recording cultivation of all plants.

http://seedsman.jp/blog/jpg/2006/07/thalictrum_delavayi060506-thumb.jpg
http://seedsman.jp/blog/jpg/2006/07/thalictrum_delavayi060508-thumb.jpg
thalictrum_delavayi.jpg
Thalictrum delavayi タリクトルム デラバイ Thompson & Morgan
ポット播種:2003.10.02 発芽:2003.11.01 一部ポット増し:2004.05.11
コンテナ寄せ植え:2005.06.08 植替え:2005.11.03 開花:2006.05.04~
ネット検索だといつまでたってもスッキリしないので、やっと図書館で調べてきた。するとこの画像はやはり Thalictrum delavayi ではなかった。  二年半も育てていて、違うハイブリッドのカラマツソウを育てていたようだ。これも綺麗なんだけどね、デラバイじゃなかったのよ。 Thalictrum hyb. のようだわ~。T&Mにお知らせしないとね。以下は図書館の図鑑から書き写してきた記述です。
デラバイの画像があったのでコピーしてみたが、白黒なので見ていてもつまらないわ。とにかくシキンカラマツ Thalictrum rochebrunianum より大きな花ということが分かった。それに、デラバイの写真では蕾の先が少し尖って細長い。うちのシキンカラマツの蕾は扁平でほとんどまん丸、という風に見える。花が大きい順から言えば、Thalictrum delavayi (径2センチ)、 Thalictrum dipterocarpum (径1.5センチ)、Thalictrum rochebrunianum (径1センチ)ということになる。

Thalictrum delavayi タリクトルム・デラウァイイは、高さ60-200センチの多年草。花は6-9月に咲き、シキンカラマツに似た美しい紅紫色だが、直径2センチほどと大型で、円錐花序に多数つく。葯隔は短くとがり、花糸は糸状。痩果は扁平で多少とも柄がある。中国の四川省、雲南省、チベットに分布する。
これに似た種として Thalictrum dipterocarpum タリクトルム・ディプテロカルプムというのがあるが、1908年にヨーロッパに紹介された中国西部原産の多年草である。 Thalictrum delavayi に似るがこれより小さく、径1.5センチくらいで雄しべも短く幅が広い。高さ50-150センチ、萼片は藤色、開花期は7-8月、扁平な痩果に小さな翼(よく)が2個ついて、冷涼地に適する。
Thalictrum rochebrunianum タルクトルム・ロケブルニアヌム (シキンカラマツ=紫錦唐松)は林内の湿り気のある草地に生える多年草。大型の植物で、高さは1.5メートルに達する。小葉は倒卵形で先は浅く3裂し、長さ1-3センチ。花は7-8月に開花し、下向きにつき、淡い紫紅色。萼片は宿存性で開花後も落ちない。「紫錦唐松」の名はこの萼片と雄しべの黄色の対比にちなむ。本州の福島県、群馬県、長野県の特産である。

その後、Thalictrum dipterocarpum で検索を続けると、Thalictrum rochebrunianumThalictrum delavayi のシノニムとしているところも多々ある。図鑑ではディプテロカルプム種はデラバイ種と混同されやすいと書いてあった。ロケブルニアヌム種とも混同されやすいとは書いてなかったのに。。。。
また、Flora of China の細密画でも、デラバイ種は蕾が尖っているので、シキンカラマツとは明らかに違うと分かる。こうなったら、全部集めて比較しようか。