Thalictrum rochebrunianum (シキンカラマツ)

Thalictrum rochebrunianum(シキンカラマツ)が咲きだした。あぁうれしい~。(^o^)丿 このタネをチルタンシーズ(英国)からネットで購入したのが2003年3月のこと。その年の春彼岸に蒔いて、発芽は秋の11月から始まった。一斉に発芽したわけじゃなくて、数ヶ月かけてポツポツと発芽していった。この当時は山野草のタネ蒔きについて全く知識がなく、色々調べても、「播種用土は原則として定植用土で良い」なんていう情報しか得られなかった。

それで硬質鹿沼や焼赤玉、軽石などの混合用土でタネを蒔いたのを思い出す。高い(高価な)石系の用土を使ったというのに、一向に発芽しないのですっかり諦めていたら、忘れた頃に発芽してきてその時もとてもうれしかった。(#^.^#) でも、このタネは殻つきのままだったことが後で分かって、その外殻をとってから蒔いた方が良かったらしい。しかし発芽率は60%位だったろうか。初めての山野草のタネ蒔きにしては、まずまずだね。

だけど発芽一年目は全然大きくならず、「こんなもんかいなー」と様子を見ていた。今から考えるとこの植物は腐植質が多い方が生育が良いようだ。だから石系の用土でなかなかなじまなかったのかも。(^^ゞ 2年目に植え替えたときは赤玉、腐葉土などを入れたので生育が良くなったみたい。去年秋にも植え替えているはずだけど、その記録がない。また書き忘れたらしい。(-_-;) その後の生育は目を見張るものがあって、12センチのポットでもすぐに乾いてしまうので、今年の春には7-8号のプラ鉢に植えてやった。半日陰でいいので水やりさえしなかった。それなのに、こんなに綺麗に咲いてくれてありがと。ただ、、、、背が高くなるのが玉に瑕かなぁ。それに日陰で風通しが悪いと、ナメクジのエサになってしまいそうで怖い。また、ある程度日が当たらないと、花芽もつかないんじゃないのかなぁ。

マゼンタ色の花弁に見えるのは萼だそうで、葯が黄色だから紫錦(しきん)唐松というそうな。また、茎が紫色なのもこの種の特徴だそう。そして良く調べたら、日本原産の植物なんだって~。(~_~;) 福島,群馬,長野県の山地の落葉広葉樹林の縁や林の中に生える多年草 っていうことで、とても身近にあるらしいね。私は見たことも聞いたこともなかったので、タリクトルム属というだけでチルタンから買っちゃったの。逆輸入しちゃったんだよぉ。(^^ゞ