Viola odorata

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このビオラ、以前マダムアオキにいただいた”ツタンカーメンのエンドウ”のポットから出てきたもの。4芽がきちんと等間隔に並んで発芽したので、多分タネをこぼしておいてくれたのだろう。粋な計らいにお人柄が偲ばれる。

この子はぐんぐん大きくなり、閉鎖花はタネもバンバン飛ばし、匍匐枝も相当伸びる。だから逆に小さいコンテナから飛び出さないよう気をつけていた。これがほとんど四季咲きのような感じで、真夏と真冬には咲いていないようでも、葉っぱの陰に閉鎖花や蕾があったりするし、早春から春、秋~晩秋にはどんどん花をつけてくれる。それも花弁の外側が暗紫色でとても野性的だ。

マダムアオキからは、「たぶんオドラータの一種」と聞いていたが昨年は香りが感じられなかった。でもこの間香りを嗅いだら、あったよ~、良い香りが。(^.^) まるで香水のような、バラでいえばダマスク系のような香りだ。秋の柔らかい日差しの中で凛として咲く野生の花は、こんな素晴らしい香りがあったのだ。マダムアオキ、ありがと~♪