クリスマスローズ

我が家のクリスマスローズが、たくさん葉を出している。日陰に植えてあり、昨日一昨日と二日続けて雨だったせいもあって、新葉さえ黒ずんでいる。やだなー、と思いながら古葉を切り取っていたら、2002年9月にタネを蒔いたオリエンタリスの苗につぼみがついていた。やったね!(*^^)v

3年目にしてつぼみが付くとは早すぎる気もする。これは同日に蒔いた苗でも成長が遅かったほうで、地植えを、成長の良くみえる優良な苗より10ヶ月以上遅くしたものだ。最初に地植えしたほう(優良苗のつもり)は環境が悪いのか、まだつぼみは見えない。こちらは確かに肥料気が多いところだ。植え付け時も堆肥などをいっぱい入れたんだったっけ? よく覚えてないな。

でもこのタネは確か、普通の赤っぽいオリエンタリス種。つぼみは白花のようだったけど、これから色が出てくるんだろうか。それとも白花のタネも混ぜて蒔いたんだっけ? 一生懸命記録をつけている割には、記録漏れも多くて自分が情けないよー。(~_~;)

今、山草会のお手伝いで植物名リストをエクセルに打ち込んでいるが、そのときに「あれっ?」と思ったことがある。Helleborus属は、和名の属名はないと思っていた。そしたら、クリスマスローズ属となっているではないの~。「オヨヨーー、ほんとかいな?」と思って検索したら、本当にそうだった。今の日本ではクリスマスローズ属というのが標準和名だそうだ。いくつかのサイトをあたってみたから間違いない。知らなかったねぇ。

よく園芸雑誌などにも出ているけど、クリスマスローズというのは英名で Helleborus niger のことをさし、他のものはクリスマスに咲かないのでそうは言わないんだよね。それが日本では Helleborus属すべてを、クリスマスローズというようになってしまったんだ。現在ではその呼び名が一般的に定着しているし、また標準和名としても定義されているんだから、日本ではすべてのHelleborus属をクリスマスローズといっても間違いではない、って。

属名はともかく、早春に咲き出してくれる貴重な花だ。花持ちも良いので長く楽しめる。あ、花のように見える部分は、実はガクだそうよ。良く観察しなきゃね。うちではつぼみが蒸れているように感じたし、古葉がないほうがきれいに花が上がると聞いたので、霜よけになるかと放っておいた古葉を取り去った。少しだけ取り払ってもすっきりしないから、結局、新葉も切ってしまったよ。(~_~;)