ノネア・ルテア

今日は Nonea lutea ノネア・ルテアを地植えにした。以前、親株を植えていた鉢にタネをこぼしておいたのをすっかり忘れ、何の芽が出ているのか不思議に思っていた。その芽はワスレナグサに似ていたが、生長が早すぎる。同じようなシノグロッサムかとも思ったが、それとは本葉の様子が違う。1ヶ月もしないのに葉はもう5-7センチくらいに伸びているし、3-4枚目の本葉にはなにやらでこぼこしたものがいっぱいある。つい数日前まで、この様子をみていてもなんだか分からなかった。

でも、あるBBSでこの発芽苗の画像をみて、『あっ』と思い当たった。そうだ、これ、たしかもらい物のノネア・ルテアだよ~。花はワスレナグサのよう。でも花色が可愛いクリームなのね。そして葉っぱは毛が多く、その毛は硬くて触るとちょっと痛い。それに葉っぱのところどころにhは、ポツポツと突起物が。萼も比較的大きめで毛が生えている。原産地は東ヨーロッパと出ているところもあれば、西アジア(イラン・トルコ)、コーカサス(アゼルバイジャン、グルジア)となっていたところもある。まぁその周辺だね。

コレ、とにかく結構強いらしいの。葉っぱは上記の通り触るとちょびっと痛いし、生長が早い。でも20センチくらいまでと、それほど大きくはならないみたい。タネをこぼしておいただけでいっぱい発芽したので、自生地では雑草扱いなのかな。でも花は可愛いので、いくら増えてもかまわないよう。

検索画像をよく見ると、生育場所は日当たり良く、小石のような礫の多い痩せ地に見えるね。試しにトルコの気候を検索すると、一年を通して雨が少ないようだ。排水が良いところだから夏は乾燥し、冬は夏より雨が多く、とても寒くなるような極悪の環境みたい。気候を比べても、日本の夏のように雨が多くて暑いのは苦手そうだね。

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