白花ヤナギラン

ずっと前からチャレンジしたいと思っていた白花ヤナギラン Epilobium angustifolium Album だが、今年ヤナギランの実生にやっと成功して開花したこともあり、初めてフランスの B&T World Seeds へ注文した。ここはトップページからシンプルで、検索窓と少しのリンクしかない。注文方法もちょっと変わっていた。

もう良く覚えていないが、注文単位が任意に選べず既定の注文単位となっていて、単価がユーロかUSドルで表記されていた。たまたまこの白花ヤナギランは注文単位が1からだったが、それがなんと10ユーロ。そして最低注文金額は30ユーロからとなっていた。最低注文金額はいいとして、1単位にどれくらい入っているのか記載が無い。

私はまず3パック(30ユーロ)注文して、そのコメント欄に「1パックにどのくらいの粒数入っているのか知りたい」と質問を書いてサブミットした。すぐに受注メールがあり、別に担当者からも回答があって、3000粒だと書いてあった。それが少し経ってからのメールでは、200粒と書いてあった。

まぁ、とにかく大雑把ね。実際タネを入手してからでないと、どのくらいの量を販売できるか分からないのだろう。外国の方の大雑把さには、良いときもあるがキッチリしてもらいたいと思うときもある。日本語が通じないだろうからしかたないと諦める。実際届いた粉のようなタネを数えるほど暇ではないが、見た感じ、まぁこのくらいの量ならいいや。それが3パック注文したのに、4パック入っていた。で、今日やっと2パック蒔いたところ。

B&T World Seeds はシノニムの一覧表がとても充実していて、学名で探すと良くヒットするサイトでもある。いつも参考にさせてもらっていたので、今度機会があればなにか購入したいと思っていた。律儀でしょ。

この間蒔いたヤナギランのように、たくさん発芽すると良いなぁ。でも、白花だから性質が弱いかも。発芽してからも気が抜けないな。あ、いや、あの、、、いつものとらぬ狸でした~。

白花ヤナギランのタネは、いままで取引のある種苗会社では扱っていなかった。なぜだろう。交雑などの理由から、白花だけを選別できないのか。あるいは、白花から採取したタネでも白花が咲くとは限らないのだろうか。でも、売っているんだから大丈夫でしょ。そう信じたいわ。ヤナギランの花は基本種のピンクでも素敵だった。写真で見るものより淡い色で、それほど剛直じゃなくて優しい感じがしたもの。うちが半日陰の庭だったからかな~。

そういえば、夏に地上部が枯れてしまったヤナギランだが、最近、株元には新芽が出ているのに気づいた。夏は焦ったが、お陰で今はほっとしている。また来年も花が楽しめますように。。。。 高原に咲く植物のようだが、植物の力を信じたい。来年もしタネが採れたら、新鮮なタネを皆さんに提供したいです。