Primula elliptica プリムラ・エリプティカ APS 播種：06.03.02
06.04.16発芽数：（多数） ポット上げ：06.06.11(3) 植替え：06.11.08(3)
開花：06.12.24 増し土：07.01.16(3P) 開花：07.03.12(1P)
本格的に開花してきたエリプティカだが、花には黄色の目があり
小花梗が輪生状について、まるでユキワリコザクラのようにも見える。
ユキワリコザクラが黄色っぽい粉なのに対し、このプリムラの粉は白っぽい。
葉は縁が少し波打っているが鋸歯なのかは分からない。
葉柄も無いように見える。
葉っぱをとって観察するのはかわいそうだからこの辺で勘弁。
洋書PRIMULA によると Primula elliptica は以下のように記述されている。
Primula auriculata に似ているが粉状物が無くまったく別個の種である。長く細い白っぽい葉身で、（先端が？）楕円のまるで刀身のような葉である。そしてだらしなく片側に２－７個のバイオレットの花がつき散形花序をなす。
粉状物が無い。片側にかたよって花がつく。
というところがこの写真と全く違うと分かる。
検索してみると、唯一このプリムラワールドの画像がまったくこの記述の通りである。
Primula World
どこかでラベルが違ってしまったのか、あるいは愛好家によって何年も栽培されていくうち
交雑してしまったのか分からないが私のプリムラはエリプティカとは言えないだろう。
ちなみに、日本のサイトでも私と同じようなプリムラが
エリプティカとして掲載されていることが多い。
葉を比較するために以下のプリムラも同時に撮影した。
ユキワリコザクラは葉がヘラ型で粉は黄色っぽい。
ダリアリカは葉の先端が尖り、葉縁には鋸歯があり、葉柄がほとんどない。
春の間はこんなに品種の違いがはっきりするが、そのうち株が生長してしまうと
どの品種でも大してかわらず、違いがわかりにくくなる。
ましてや花が同じようだからなおさら困ってしまう。
違いを見つけるなら今のうち、
それも肉眼よりマクロレンズの方が判り易いときている。
Primula modesta var. fauriei プリムラ・モデスタ・ファウリエイ （ユキワリコザクラ）
Primula darialica プリムラ・ダリアリカ