開く瞬間を目撃

http://seedsman.jp/blog/jpg/2006/07/Ipomoae-obscura0607011-thumb.jpg
Ipomoea イポメア ケニヤ産 (黄花イポメア)
朝、庭で水やりをしていると、このアサガオの蕾が開きかけていた。『後で開いたら写真を撮ろう』と思って後を向き、鉢植えに水をやった。数秒後に振り返ると、あれっ?もう開いちゃってる! うわぁ~、開く瞬間を見たかったなぁ。  こんなに早く開くんだったら、そのままずぅっと見守っていればよかったと後悔した。こんどは見逃さないぞ、と自分の心に誓い?周りの花をみると、もう一輪開花しそうだ。カメラをとりに戻るより、このまま少し観察しようとじっと見つめていた。

するとその2-3秒後、ぱっと花が開いた。90度とはいえないが、80度以上は開いた。それも一気に。花の開く瞬間って、いままで見たことがなかった。こんなに長年多数の花と親しんでいても、花が開く=花びらが動く瞬間は見たことなかったのだ。それが今日は奇跡が起こったようだ。少しずつ開いていくのかと思ったら、そんな事ないのね。

手で雑巾を絞ったようにねじれていたアサガオの蕾は、その上部がほんの2ミリほど開き始めてから何秒経っていたのだろうか。2ミリほど開いているのに気づいてからじっと見つめていたら、ぱっと直角近くまで開いた。ハスの花は開くときにポンと音がするというが、私にもアサガオの開く音がホワンと聞こえたような気がした。何しろ感動した。植物は地に根を張って動かないけど、やっぱり生きているんだね。