4月27日 第二十二番札所 平等寺(びょうどうじ)
【墨書】
右上: 奉納
中央: 梵字 薬師如来
左下: 平等寺
【ご朱印】
右上: 四國二十二番
中央: 変形印 中央に梵字
左下: 阿波國白水山平等寺

本尊薬師如来ご開帳
結縁、善の綱 五色線
平成26年1月から平成27年5月末までの間、本尊薬師如来をご開帳中。
厨子の中には東方浄瑠璃浄土の教主薬師如来さまの他、日光菩薩、月光菩薩、十二神将が納められています。当寺本堂の内陣は僧侶以外立ち入ることができない聖域のためご本尊さまは少しく離れたところからの拝観になります。
そのため、本尊右手より善の綱(五色線)を結びまして、外陣から結縁していただけるようにいたしました。公衆無線LANの設置
公益法人としての役割
無料のWi-Fiスポット
平成26年1月より公衆無線LANを設置いたしました。
境内地の内、山門から本堂近辺まで無料でWi-Fiを使用することができます。
SSIDは byodoji です。ご参拝の折にご利用くださいませ。
以上、平等寺さんのWEBサイトより引用
下:仁王門の下から続いている善の綱(五色線)でご本尊さまと結縁できるという。

本堂の天井絵が見どころだって・・・知らなかった。見てない。残念。
この日は朝7時出発、宿のすぐ隣の平等寺さんに納経し、そのあと鉦打(かねうち)、小野、由岐へと16キロほど歩いた。大きな鉦打トンネルのほかに、もう一つ大きいトンネルも通った。いや、トンネルはもっとあったかも。鉦打トンネルは歩道にガードレールがあるので少しは安心だった。このトンネルの途中で自転車遍路の若い男性に抜かれた。後ろから声をかけられたその時、私はびっくりして大きな声でキャーと叫んだ。
当然だよ、真っ暗なトンネルで誰もいないと思っていたら、突然後ろから首がにゅーっと出てきたんだから。彼は、ある程度私がびっくりすることを予測していたのか「すみません」と謝った。人一人分くらいの幅しかない歩道で私を抜きたかったのだが、私が気が付くのが遅かったのだ。私も大きな声を出したこと、トンネルの歩道の真ん中を悠長に歩いていたことを反省して「ごめんなさい」と謝って道を譲った。
そしてこの日、後で考えると私にとって最大の危機に出くわした。鉦打トンネルに入る前、県道から国道にのぼるのだが、上の国道に出るまでの道はややこしく交差している。その時に道を間違えた。雨だったから上下別のゴアテックス合羽を着て、頭は合羽とつながった帽子を被り、下を向いてストックつきながら農道などを進んでいたところ、へんろ道への道標を見落としたのだ。そして道があるがままに急坂を登り詰め、竹藪へと登り進んだ。その片側は崖になっている危険な細い道で「怖いなー」と思いながら慎重に進んだ。ところがどうも、竹が倒してあって道がふさがれているように見えるところもある。それをまたいで、この道でいいのか疑問に思いながら進んだ。
すると、「そこは行けん!そこは行けんよ!」と大きな声がする。周りを見回すと崖の下に民家があり、おじいさんが大きな声を出している。「ここじゃないんですか?もっと下ですか?」と私は答え、途中にあった、もう一つ下の、手すりが着いた細い道=鉄塔が上にある道のことだと思い込み、そこまで戻る。そしてその崖っぷちの細い道を恐る恐る登る。ステンレスの手すりは着いていたが雨にぬれて滑りやすいし、足元も滑りそうで怖い。とにかく急坂。登り始めるとまたあのおじいさんの声が「そこは行けん!そこは行けんよ!」と聞こえる。崖の下にはさっきのおじいさんと、おばあさんまでもが見守ってくれていた。
・・・ありゃぁ、ここでもないんだ。私はまた危険なその道をゆっくりと戻り、もっと下の道まで下りる。すると遍路道の道標があった。アーここを見落としていたんだわ。するとおじいさんが待っていてくれて、「この道を行くんじゃよ」と教えてくださった。あぁ、このおじいさんが仏様にも見えた。とにかく、私が崖から落ちる前に救ってくれたのだ。本当にありがとうございました。感謝。
だが私は挨拶、お礼を言ってそそくさと遍路道へと向かってしまった。あ~、忘れてた。住所氏名をお聞きするんだった。後で礼状を出したかった。命拾いさせてもらったのに何にもしてない。もう遅いわ。
この時、雨だったからろくに地図も開いて確認せず、こっちだろうという見当だけで進んでいた。ここで私は、地図の見方を一つ学んだ。地図は常時出しておいて、一角ごとにこの地点通過、この地点通過、と確認しながら行った方がいい。その方がしばらく行って地図を開いて、こことここを通ったから今はこの地点、と確認するより間違わない。だがへんろ道保存協会の地図は見にくいとみんな言ってた。この地図を見るには慣れが必要だわ。
雨天歩行で由岐坂峠を越えても、お昼前11時半ごろには由岐駅に着いていた。本当なら早く着いて海で少し遊ぶつもりだったが、雨ではどうしようもない。駅ナカのようなちょっとした食事処で休憩と昼食をとる。それでも2時には宿に電話してチェックインしても良いか尋ねると、ゆき荘さんでは快く受け入れてくれた。夕食の時は「いつごろ着いたか」聞かれ、「お昼ごろに」と言ったら、「雨だし遠慮しないでチェックインして良かったのに」と、言われた。感謝。到着後にはすぐにお風呂を沸かしてくださり、その風呂からは雨の海が良く見えて不快さもふっとんだ。
下:由岐駅の駅ナカの食事処で。そこは隣の店で弁当や総菜などのパックを購入してイートインするところだった。惣菜だけ買って、150円プラスでご飯と味噌汁をつけることもできる。ここを発つ時にストックを2本とも忘れた。お姉さんが追いかけて持ってきてくれた。ありがとうございました。

下:由岐駅の駅舎。翌朝、まだ雨降っていたのでゆき荘の女将さんに駅まで送ってもらった。

下:ゆき荘さんの夕食 女将さんと跡継ぎ?の息子さんも良い人たちだった。夏は海が目の前なので混雑するようだが、今回は私ともう一人の男性だけだった。刺身三種盛り、タチウオの焼き魚、魚肉つみれの揚げ物(駅ナカにあり)、山菜など美味しくいただいた。それにデザートのお手製のプリン(牛乳多めで駅ナカにも出してあった)が美味しかった。食後にちょこっと甘いものあると嬉しい。

そういえば、この時の雨でもシリオの登山用シューズは足がふやけてなかった。雨水は侵入しなかったのだ。でもこの時の雨はザーザー降りというほどでもなかったからか。雨量が同じくらいだったらサロモンの靴と良い比較になったのに。






