
今日はサクラソウ自生地の埼玉県、田島が原へ行って来た。家を出るときは曇りがちだったが、現地到着時には快晴で風が強かった。最寄の西浦和駅に着いた当初は、これじゃ脚立無しで写真を撮るのは大変だろうと思っていた。だがサクラソウはそろそろ開花末期で、周りの植物がサクラソウより背が高くなってきたからそれほどでもなかった。
この田島が原では、インターネットでこのサクラソウの様子を情報発信しているA氏と知り合うことができた。A氏がおっしゃるには、「去年も今年も開花が少ない」ということだった。そしてA氏は、何故開花が少なくなってきたのかをホームページで情報発信しているとか。名刺をいただいたので後で拝見しよう。(こちらでした)上の画像がアップで撮ったサクラソウ。黄色の小さな花は「ヒキノカサ」キンポウゲ科キンポウゲ属。ヒキノカサの和名の由来は、湿った場所に生えるために蛙の傘に見立てたらしいということで、ヒゲ状の根と紡錘状にふくらんでいる根があるのが特徴だそう。
以前に山草会のサクラソウ講習で、「田島の白」をスライドで見たので、それを探してみようと探索していた。ところがさっぱり見つけられない。あった!と思ったらそれは珍しい咲き分け(↓の写真)だった。そこへすかさず先程のA氏がいらして、「これも今年は盗られちゃうな」と言った。昨年いくつもあった白花の株を今年まったく見かけないとか。だから「それも盗られちゃったんだ」と嘆いていらした。サクラソウは株分け(芽分け)で容易に増やすことができるので、盗るのは止めましょう。サクラソウの会などに入って分けてもらいましょうよ。特に田島が原のサクラソウは国の特別天然記念物に指定されています。保護している自生地から盗掘せずに、なるべくなら別の白花種で我慢しましょうよ。

他にも白花がないかと探していると、ものすごい望遠レンズをお持ちの年配の男性がいらしたので「白はありましたか?」とお聞きすると「あそこにありましたよ」と教えてくださった。が、それはさっき見つけた咲き分け種だった。そのほかにたった一株だけ、柵のすぐそばに咲いていた白花を見つけることができたが、これがここでずうっと生きながらえるのかは、さっきA氏が言ったように危うい。
最後に田島が原の全景を。サクラソウのほかにはノウルシが随分あって、これからサクラソウを覆い夏の強光線から守ってくれる。アシやオギは人の背丈を越えるほど茂るそうだ。しかしノウルシが異常に繁茂しているようにも見える。トウダイグサ科のこの植物は相当強いから、サクラソウに悪影響を及ぼさなければいいんだけど。

コメント
“田島の白” への2件のフィードバック
オーナーさん お久しぶりです といってもぜんぜん記憶にありません こちらのページからサクラソウ情報を訪問された方がいて ここを知りまして URLまでご紹介いただきましてありがとうございます
●これからサクラソウを覆い夏の強光線から守ってくれる●
この記述は間違いです
そういう私も36年前にそのように教えられてね ずっと信じていた ところが 平成13年からデジカメぶら下げての日参で嘘だとわかってしまいました
五月下旬ころからノウルシが紅葉し六月下旬では葉隠れ才蔵でした 葉無しのノウルシが影を作る 誰が言い出したんでしょうね 現状ではむしろノカラマツとヤブカラシが影どころか暗闇を与えています 暗く 息も出来ないのですから来年花を咲かそうしている株は再起不能と思われます
研究家ではない私が知っているのはこの程度です
突然 失礼しました
あらら~、青木様よりのご訪問、恐れ入ります。
その節はありがとうございました。 :smiley:
実は私、自生地を見るのはこのときが初めてで、そしてその後行ってません。
ですから、年間通して観察したことはありませんの。
そうですか、ノウルシは6月下旬には落葉してますか。。。
ノカラマツやヤブカラシなど、他の植物たちが繁茂するのですね。
とにかく、共生していってくれることを願うばかりです。
今度いつ田島が原に行けるかわかりませんが、そのときもまた素晴らしい群落を見たいですもの。
青木様のような地元の有志の方々に見守られて、
野草の自生地が維持されていくことは素晴らしいことだと思います。
今後もどうぞ頑張ってくださいませ。
今、青木様のサイトを訪問してまいりましたが
なんと御年80歳ですって~?? 参りました。m(__)m
ますますのお活躍をお祈り申し上げます。