Helleborus 発根

Helleborus lividus subsp. corsicus syn. Helleborus argutifolius
ヘレボ・ス・リビダス・コルシクス (クリスマスローズ)
自家採取2005年産 播種:06.02.22

Helleborus orientalis ‘Ruse Rose’ ヘレボルス・オリエンタリス‘ルーセローズ’
(クリスマスローズ) 自家採取2005年産 播種:06.02.20

Helleborus orientalis hyb. ‘Washfield Doubles’
ヘレボルス・オリエンタリス・ハイブリッド‘ワッシュフィールドダブルス’
(クリスマスローズ/ヘレボルス属) Thompson & Morgan
播種:05.10.20(1袋)/05.10.26(2袋)

今日は昨日からの冷たい雨も上がり、午後には比較的暖かかった。
それで期待もせずに、一年以上前に蒔いたポットがある栽培棚をふらふらと見に行った。
カシワバアジサイの挿し穂は元気そうに見えたのでホッとし、
カノコソウ(ハルオミナエシ)の株は地上部がなくなっていて
「やっと休眠したか」と思った。
他の蒔き床(タネを蒔いたポット)は「みんな捨てるようかな・・・」
と、もじゃもじゃ生えたゼニゴケをうんざりして見ていた。

すると、ポットの上に黒い粒がポツンポツンと眼の悪い私にも見えた。
ありゃりゃ、雨でタネが洗い出されちゃったか、と持ち上げると
クリスマスローズのタネが発根して、土の上に飛び出していた。
せっかく発根した根が傷むと悪いので、慌てて土をかけておいた。

自家採取のコルシクスと‘ルーセローズ’は湿性越夏していないので
その年は発芽しないと思っていたが、案の定だった。
しかし、もう一年経過して夏と冬を経験し、ちゃんと発芽してくれた。
これ以上増やすつもりは無いが、発芽したものは大事に育てようと思う。

TMから購入の‘ワッシュフィールドダブルス’もおそらくは採取後すぐに乾燥させたらしく
一年間を経て、湿性越夏寒冷越冬を経験して発芽したようだ。
冬を先に、その後夏を経験しても発芽しないんだ。
夏を経験し、その次に冬を経験して発芽するんだわ。
本当にダブルが咲くかどうかは別として、外国から購入したヘレボルスで
発芽したのはこれが初めてだ。
これもオリエンタリスだからだろう。
いままで、外国産ニゲル種やプルプレア種を何度も蒔いたが発芽したことが無かった。
今年は新春から縁起が良いわ~!

飛び出していたタネに、すぐ土をかぶせてしまったが写真を撮ればよかったな。
あぁ~、必ず発芽してきますように。