Primula veris

Primula veris はワイルドカウスリップと呼ばれる。花にはほのかに清澄な香りがある上、小さめで野生的な花はかわいらしい。露地植えでもどんどん増える。しかし二年植え替えないと、根が絡んで植え替えるときが大変。毎年植え替えたほうが株の調子が良く、花も順調に咲かせる。株は下の写真のように、中心の根茎が太くなっている。

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この太い根茎は、今年の白い新根が出ている直下で切除したほうが良いと思う。下の写真が、古い根茎を切除したところ。このまま残しておくと他のプリムラのように、この古い根茎から腐ってくることが多い。ベリスのように丈夫な野生種は、自然に更新して新しい株を作るのであまり心配はないが。

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古い根茎を切除した後は、根先をポットに入る大きさに切りそろえる。だいたい長さ4-5センチに整理し、中高に盛り上げた土に根を広げて植えつける。この下写真の株では約3センチ強にカットしたが、それでも、これだけ根が残っていれば来年開花は保証付き。用土は赤玉と腐葉土、堆肥などで、元肥としてマグアンプKを入れ、水肥も週1回くらい与える。厳寒期の2月頃は水を控え気味にして凍るのを防ぐ。霜よけすれば葉も見苦しくならず、花期には観賞価値が上がる。鉢(ポット)の大きさは直径9センチまで。生育が良いからとこれ以上大きくしても、かえって水はけが悪くなり根腐れの原因となる。この葉っぱはハダニがついた上、蝶の幼虫もついてしまったので、相当見苦しい。(~_~;)

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Comments

“Primula veris” への1件のコメント

  1. primroseさ~ん、こんにちは(^O^)
    先日はありがとうございました。
    飛ばして頂いたプリムラをやっと今日、植え替えしています。
    プリムラ ベリスは絡んでいた根を解くと15株もありましたよ~。
    ビックリです。
    プリムラの事を良く知らずに植えるところでしたよ。(^~^;)ゞ
    そう言えば、この前primroseさんのblogにプリムラの植え替えが載っていたわ! と思い出し確認してみています。
    フムフム、、、なるほど、根はカットね、路地植えでもOKかぁ。
    あのハッカににたような爽やかな匂いはこれだったのね。
    とか一人でブツブツ言いながら読んでます。(^ー^* ) フフフフ
    やっぱりprimroseさんは凄いわ!! こんなに詳しく記載されるんですもん。φ(.. )メモメモ
    もう、一種類頂いたダブルプリムローズも戸外でOKですよね?
    primroseさんの図鑑で調べましたらどちらも黄色のようですね。
    では、作業に戻ります。
    沢山送って頂いてm(._.*)mペコッ