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Abelmoschus moschatus subsp. tuberosus

Abelmoschus moschatus subsp. tuberosus
学 名Abelmoschus moschatus subsp. tuberosus
アベルモスクス モスカーツス ツベロースス
‘ポンティナムレッド’
異 名Hibiscus abelmoschus
ヒビスクス アベルモスクス
和 名アカバナワタ (流通名)
科 名アオイ科 Malvaceae
属 名アベルモスクス(トロロアオイ)属 Abelmoschus
分 類一年草
大きさH50cm x S50cm~
撮影日2005-09-05
『アカバナワタ』の名前で流通することがある。種小名から香りがあるのかと思ったが、この仲間のタネからムスク香のある精油がとれるところから。茎は分枝してよく広がり、葉は掌状に深く5裂する。花径7~8センチ位で平開すると10センチ以上にもなることがある。熱帯アジアからオーストラリア北部原産。Abelmoschus 属は Hibiscus 属から分離した属で、花の形はハイビスカスに似ている。

Abutilon megapotamicum

Abutilon megapotamicum
学 名Abutilon megapotamicum
アブティロン メガポタミクム
和 名ウキツリボク
チロリアンランプ(流通名)
英 名Trailing abutilon トレイリングアブティロン
科 名アオイ科 Malvaceae
属 名アブティロン(イチビ)属 Abutilon
分 類多年草
大きさH100cm x S80cm~
撮影日2004-05-13
苗を購入し、鉢で二年ほど育て、6号鉢から翌年2003年秋に地植えしてみたが、2004年春からどんどん開花した。ブラジル原産植物と聞くが、寒さに強くてびっくり。つるのようなシュートをたくさん出して、その各節に花がついた。 これがなんと、数年前に1ポット100円で購入した挿し木苗とは。

Acacia baileyana

Acacia baileyana
学 名Acacia baileyana
アカシア バイレヤナ
英 名Cootamundra wattle クータマンドラワトル
和 名ギンヨウアカシア
科 名マメ科 Leguminosae/Fabaceae
属 名アカシア属 Acacia
属英名Mimosa ミモザ
分 類常緑高木
大きさH5m x S4m~
撮影日2002-03-20
成長が早く、花も毎年枝先に良くつける。成木になると常緑の銀葉も多くなり、強風であおられやすいのか幹が折れやすいのが難点。カイガラムシもつきやすい。

Acantus mollis

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学 名Acantus mollis
アカンツス モリス
和 名ハアザミ
科 名キツネノマゴ科 Acanthaceae
属 名アカンツス(ハアザミ)属 Acantus
属英名Bear's breeches ベアーズブリーチズ
分 類多年草
大きさH150cm x S150cm~
撮影日2007-06-19
日陰に強いらしいがタネ蒔きから開花まで4年を要した。後に植替えたところ、やはり日向の方が良く生育する。植えてあった場所には少し根(地下茎)が残ったが、その地下茎が生き残り、新たに葉を展開してきた。大型で丈夫な宿根草。実生のため、葉が本来の Acanthus mollis と違って切れ込みが浅い。この株のタネからも同様の葉が出た。もしかしたら品種が違うのかもしれない。英国 Chiltern Seeds 社のタネから。Acanthus と表記する場合もある。

Achillea alpina subsp. japonica

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学 名Achillea alpina subsp. japonica
アキレア アルピナ ヤポニカ
和 名キタノコギリソウ
科 名キク科 Compositae/Asteraceae
属 名アキレア属(ノコギリソウ属) Achillea
分 類多年草
大きさH90cm x S60cm~
撮影日2008-07-01
キク科植物のタネは選別が難しいが、見事タネから同じ花が咲いた。くださった方に感謝。淡桃色で派手さはないが、北国の厳しい環境でも育つノコギリソウだ。下には葉の形状の違いを比較するために、ミレフォリウム種と併撮してみた。ミレフォリウム種(セイヨウノコギリソウ)も大きくなるがキタノコギリソウも大きくなるし、地下茎でも繁茂するので油断できない。

Achillea millefolium

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学 名Achillea millefolium
アキレア ミレフォリウム
英 名Yallow ヤロー
和 名セイヨウノコギリソウ
科 名キク科 Compositae/Asteraceae
属 名アキレア属(ノコギリソウ属) Achillea
分 類多年草
大きさH60cm x S60cm~
撮影日2006-07-11
葉縁はノコギリのように鋸歯があって痛いが、乾燥すると良い香りがあり、ハーブの仲間としてヤローと呼ばれる。肥料分の少ない乾燥した土壌にも強いが、やはり適湿の土壌の方がよく生育する。乾燥させすぎるとハダニがつきやすい。地下茎でよく増殖する。花色ミックスのタネからだが、この色だけが性質が強くて数年しても残っている。

Achillea ptarmica 'The Pearl'

Achillea ptarmica 'The Pearl'
学 名Achillea ptarmica 'The Pearl'
アキレア プタルミカ ‘ザパール’
科 名キク科 Compositae/Asteraceae
属 名アキレア(ノコギリソウ)属 Achillea
分 類多年草
大きさH50cm x S50cm~
撮影日2003-07-09
キク科植物のこの Achillea 属では花弁のように見えるのは一つ一つが舌状花で、舌状花と筒状花が多数集まって一つの花のように見える。種苗会社のカタログ写真では輝くような八重白花(多数の舌状花)に見えたが、実際には八重花は秋に返り咲きで少し咲いた程度で、夏に咲いたほとんどは一重か、あるいは二重程度だった。しかし、普通のノコギリソウより舌状花や筒状花が多いのは確かである。タネからの栽培なので、この八重咲きが完全に固定していないとも考えられる。

花色(舌状花の色)は透明感の無いマットな白色から乳白色で、園芸種名‘ザパール’とはちょっと程遠い感じがした。数年間大型のコンテナで栽培していたが、水をまったく与えなかったので花つきは今ひとつだった。それでも枯れないので性質強健な植物である。地植えにすると地下茎がものすごく繁茂するので注意が必要。葉は普通のセイヨウノコギリソウよりずっと小さく、3-5センチ位の長さだが鋸歯があって薄く柔らかい。

Aconitum japonicum

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学 名Aconitum japonicum
アコニツム ヤポニクム
和 名ヤマトリカブト
科 名キンポウゲ科 Ranunculaceae
属 名アコニツム属(トリカブト属) Aconitum
分 類多年草
大きさH60cm x S30cm~
撮影日2006-09-29
毒 草 以下は「図解猛毒植物マニュアル」(和田宏著 同文書院刊)より引用したものです
保有する毒の成分:アコニチン
死に至る症状:呼吸麻痺、呼吸困難
アコニチンは猛毒性アルカロイド。最初に刺激があり、次に中枢神経系、末梢神経系、骨格筋などを抑制。おう吐、頭痛、めまい、意識不明、全身けいれんなどを経て二時間後に循環器、呼吸虚脱で死亡するという速さ。24時間持てば快復する。致死量は1グラム。
トリカブトは全草に毒があり、特に根には多いらしい。早春には、山菜としてニリンソウと間違って食することがあるので要注意だとか。たしかにニリンソウの葉っぱとは似ているが、根の部分はまったく違う。トリカブトの根は2-3cmほどの紡錘形の根茎だった。

Aconitum napiforme

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学 名Aconitum napiforme
アコニツム ナピフォルメ
和 名タンナトリカブト
科 名キンポウゲ科 Ranunculaceae
属 名アコニツム属(トリカブト属) Aconitum
分 類多年草
大きさH50cm x S30cm~
撮影日2006-09-29
毒 草 以下は「図解猛毒植物マニュアル」(和田宏著 同文書院刊)より引用したものです
保有する毒の成分:アコニチン
死に至る症状:呼吸麻痺、呼吸困難
アコニチンは猛毒性アルカロイド。最初に刺激があり、次に中枢神経系、末梢神経系、骨格筋などを抑制。おう吐、頭痛、めまい、意識不明、全身けいれんなどを経て二時間後に循環器、呼吸虚脱で死亡するという速さ。24時間持てば快復する。致死量は1グラム。
山草会のタネからで中国山地産。2005年5月播種、翌年3月発芽、2008年10月初開花である。夏にはしぜんと地上部がなくなってしまうので、いつも腐ったと思いガッカリしたが、翌春には再萌芽してホッとするのを繰り返した。平暖地の夏の暑さは好まないようなので日陰で栽培していたが、茎は曲がって細くなってしまうので、今度は春から直射日光に当てて栽培してみようと思う。

ヤマトリカブトAconitum japonicumと良く似ているが、良く調べるとタンナトリカブトの別の学名はAconitum japonicum subsp. napiformeで、ヤマトリカブトの亜種であった。タンナトリカブトの葉は3深裂するのが特徴だそうである。開花時期には葉がチリチリになることが多くて見苦しいため撮影したことがなかったが、今度はその前のきれいな時に葉を撮影しておこうと思う。

Adenophora confusa

Adenophora confusa
学 名Adenophora confusa
アデノフォラ コンフサ
英 名Ladybell レディベル
科 名キキョウ科 Campanulaceae
属 名アデノフォラ(ツリガネニンジン)属 Adenophora
属英名Gland bellflower グランドベルフラワー
分 類多年草
大きさH70cm x S50cm~
撮影日2004-06-09
ベル型で potaninii 種より少しだけ小型の花を咲かせた。でもこれは、肥料など土壌の違いによるものかも。葉はロゼットをなし、長くなる花茎にびっしりと花がついて壮観である。花色は potaninii 種とほとんど同じ。こぼれ種子でたくさん咲いているが、今では交雑している可能性があるかも。

この二種の違いは何かと検索すると、開花の始まる時期に少し差があり confusa 種は晩春から、potaninii 種は夏から開花するとしているサイトが多かった。実際私の庭でも当初、confusa 種は potaninii 種より少し開花の始まりが早かった。

Adenophora potaninii

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学 名Adenophora potaninii アデノフォラ ポタニニー
英 名Bush ladybell ブッシュレディベル
科 名キキョウ科 Campanulaceae
属 名アデノフォラ(ツリガネニンジン)属 Adenophora
属英名Gland bellflower グランドベルフラワー
分 類多年草
大きさH90cm x S50cm~
撮影日2004-06-09
ベル型で confusa 種より少しだけ大きい花に見える。株姿は同じだがこちらのほうが性質が強健。potaninii 種は茎の色が黒茶色っぽいものが多いが、confusa 種は緑色の茎ばかりだ。私の庭では potaninii 種のほうが confusa 種より草丈が高い。

Adenophora triphylla var. japonica

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学 名Adenophora triphylla var. japonica
アデノフォラ トリフィラ ヤポニカ
和 名ツリガネニンジン
科 名キキョウ科 Campanulaceae
属 名アデノフォラ属(ツリガネニンジン属) Adenophora
属英名Gland bellflower グランドベルフラワー
分 類多年草
大きさH40cm x S30cm~
撮影日2008-08-04
釣鐘型の花は小さく長さ1-1.5cmで、花はまばらにつき、いつも洋種のアデノフォラを見ていたせいであまりに小型に感じた。半日蔭から日蔭でひっそりと咲くイメージで、私は地植えにしてしまったが鉢植えにも向く山野草であろう。わび・さびの風情がいかにも日本的だ。

Adonis aestivalis

Adonis aestivalis
学 名Adonis aestivalis
アドニス エスティワリス
英 名Pheasant's Eye フェザンツアイ
和 名アカバナフクジュソウ/ナツザキフクジュソウ
科 名キンポウゲ科 Ranunculaceae
属 名アドニス(フクジュソウ)属 Adonis
分 類一年草
大きさH40cm x S40cm~
撮影日2005-04-23
輝くシルクサテンのような真紅の花びらに、花芯部は黒で、フェザンツアイの名の通り『雉の目』のようだ。花径2㎝ほどで分枝した枝先に数個の花をつける。草丈は比較的大きくなり、花を見ないとフクジュソウとは思えない。秋蒔きの一年草だがこぼれ種子でも発芽する。というか、こぼれ種子の方が発芽率が良かったので、タネは未熟で落下し、湿性状態で夏を越す間に完熟する習性らしい。株は寒さに強いが、多肥にすると腐りやすい。開花は4月下旬~5月頃から始まり、思ったよりも長く開花していて十分楽しめた。『夏咲きフクジュソウ』とも呼ばれる。

Aethionema 'Warley Rose'

Aethionema 'Warley Rose'
学 名Aethionema 'Warley Rose'
エティオネマ ‘ワーレイローズ’
英 名Stone cress ストーンクレス
和 名モロッコナズナ (流通名)
科 名アブラナ科 Brassicaceae/Cruciferae
属 名エティオネマ属 Aethionema
分 類常緑亜低木
大きさH20cm x S15cm~
撮影日2005-04-29
Aethionema 'Warley Rose' は自然交雑種で、エセックス州のエレン ウィルモットの庭で発見され、1913年にRHS(英国王立園芸協会)でAGM(The RHS Award of Garden Merit)を受賞したとなっており、この画像がそっくりな上、流通量も多いらしいので多分この品種だと思う。(詳細はこちら) 日本では『モロッコナズナ』という名前で流通している。ブルーグレーの細い小さな葉に淡いピンクの小花を球状につけ、アリッサムのように徐々に咲きあがっていく。常緑亜低木。

Agapanthus

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学 名Agapanthus
アガパンツス
科 名ユリ科 Liliaceae
属 名アガパンツス属 Agapanthus
分 類多年草
大きさH50cm x S50cm~
撮影日2005-07-02
いただき物の苗から。薄いブルーが何とも上品で梅雨に似合う。葉幅は1センチ程度で、花冠の直径は15センチ弱。ムラサキクンシランという和名は Agapanthus africanus のことで英名を African lily という。このいただき物の植物は種小名が特定できない。アガパンツスは歴史的にも、交配され始めた初期から学名がしっかり記録されなかったと某図鑑に出ていた。現在流通するものはほとんどが交配種であるとも。

Agapanthus 'Shihohden'

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学 名Agapanthus 'Shihohden'
アガパンツス '紫宝殿'
科 名ユリ科 Liliaceae
属 名アガパンツス属 Agapanthus
分 類多年草
大きさH150cm x S150cm~
撮影日2008-07-18
大型のアガパンツスで、濃いブルーの直径20㎝以上にもなる頭状花が見事。また花期も長い。葉は幅が5-6センチ、長さは60センチ以上でどちらかというとつるつるとした革質。冬期は気温が5度以下にならなければ常緑だが、露地植えなのでいつも葉が黄葉する。寒さにはそれほど強くない方で、花粉が黄色なことからプラエコックス種かも。苗を購入してから15年以上経過したが、最初の3年ほどは花をつけなかった。その後は年々大株になり、現在では毎年花茎を10本ほど立てる。

Agapanthus campanulatus White form

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学 名Agapanthus campanulatus White form
アガパンツス カンパヌラツス ホワイトフォーム
科 名ユリ科 Liliaceae
属 名アガパンツス属 Agapanthus
分 類多年草
大きさH60cm x S60cm ~
撮影日2007-06-22
白花のアガパンツスでトンプソンモーガンのタネから。他にも蒔いたアガパンツスと発芽記録が混同し、品種名が曖昧になってしまったが、開花してこの品種だとわかった。タネ蒔きは2005年の1月。我が家に古くからある大型アガパンツスも採実後時間が経過してから蒔くとすぐに発芽せず、初夏から夏頃に発芽した。この品種も1月に蒔いて夏頃発芽したと思われる。葉長50cmほどで花茎の長さは60-70cmであること、越冬後に発芽するほど寒さにも強いということから、アフリカヌス種より寒さに強いカンパヌラツス種と思われる。

Agastache anisata

Agastache anisata
学 名Agastache anisata
アガスタケ アニサータ
異 名Agastache foeniculum
アガスタケ フォエニクルム
英 名Anise hyssop アニスヒソップ
和 名アニスヒソップ (流通名)
科 名シソ科 Labiatae
属 名アガスタケ(カワミドリ)属 Agastache
属英名Mexican giant hyssop メキシカンジャイアントヒソップ
分 類短命な多年草
大きさH60cm x S40cm~
撮影日2002-07-02
アニスに似た甘い香りがあり、蜂がたくさんやってくる。 乾燥にも強いが、湿った場所でもよく生育し、暑さ寒さにも強い。こぼれ種子で毎年かならず庭のどこかで咲いてくれる優れもの。

Agrostemma githago

Agrostemma githago
学 名Agrostemma githago
アグロステンマ ギタゴ
'Ocean Pearl' 'Ocean Pink' 'Sakuragai'
‘オーシャンパール’ ‘オーシャンピンク’ ‘桜貝’
和 名ムギセンノウ
科 名ナデシコ科 Caryophyllaceae
属 名アグロステンマ属 Agrostemma
属英名Corn cockle コーンコックル
分 類一年草
大きさH90cm x S50cm~
撮影日2003-05-20
ヨーロッパから西アジア原産で、牧草地では雑草扱いらしいが園芸種として流通しているものは大輪でとてもきれいな花が咲く。花径5センチ以上灰緑の葉、茎は分枝して自然に株立ちとなるので、ハーブガーデンやナチュラルガーデンに最適。一方で、摘心しても草丈は抑えられなかったので周りに同じくらいの丈の植物を植えたり、ボーダー花壇の奥に植えつけるのもよい。要するに倒れないような工夫をしないと、せっかくの”風になびく風情”が台無しとなる。また、こぼれ種子は発芽した経験がないので、タネは湿性状態での夏越しが出来ずに腐ってしまうのかも。園芸品種の‘オーシャンパール’(T&M社販売)と‘桜貝’(日本国内販売)は全く同じ品種のようだった。

Ajuga reptans

Ajuga reptans
学 名Ajuga reptans
アユガ レプタンス
英 名Common bugle コモンビューグル
和 名セイヨウキランソウ
科 名シソ科 Labiatae
属 名アユガ(キ ランソウ)属 Ajuga
分 類多年草
大きさH20cm x S30cm~
撮影日2001-04-18
紫色の葉がとてもきれい。ランナーの先に子苗ができて自然にグランドカバーとなる。日当たりのよい場所で、比較的水分の多い土の方が良く生育する。半日陰から日陰でも生育するのでシェードガーデンにも向く。

Alcea rosea 'Nigra'

Alcea rosea 'Nigra'
学 名Alcea rosea 'Nigra'
アルケア ロゼア ‘ニグラ’
英 名Black hollyhock ブラックホリホック
和 名タチアオイ
科 名アオイ科 Malvaceae
属 名アルケア属 Alcea
属英名Hollyhock ホリホック
分 類二年草または短命な多年草
大きさH180cm x S70cm~
撮影日2003-06-08
黒い花のスッキリした一重咲き。この花を目立たせるには、蕾を包む包葉を小さいうちに摘み取る。丈が高くなるので支柱が必要。群植すると魅力は最大限に発揮されるが、私は他の花色とうまく合わせられないので、花が少なく緑が多い場所に植えている。また、害虫が大きな柔らかい葉と蕾を食い荒らすので、蕾が確認できた頃と蕾が割れる直前に消毒する。アオイ科のタネは比較的大きめで、大きな殻に包まれているが、このアルケア属のタネは殻を取り去ってから蒔くと3日で、殻ごと蒔くと1-2週間で発芽した。どちらのやり方でも発芽率は良いし、栽培もいたって容易。株が寒さに当たって花芽をつける習性がある。

Alcea rosea 'Peaches 'n' Dream'

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学 名Alcea rosea 'Peaches 'n' Dream'
アルケア ロゼア ‘ピーチズアンドリームス’
和 名タチアオイ
科 名アオイ科 Malvaceae
属 名アルケア属 Alcea
属英名Hollyhock ホリホック
分 類二年草または短命な多年草
大きさH180cm x S70cm~
撮影日2002-06-10
花色はあんず色からクリーム色で園芸名もふさわしく、桃の果肉色がなんとも美味しそう。花径8センチ以上の豪華な八重咲き種だが香りは無かった。丈が180センチ以上にもなるため支柱が必要となる。株は寒冷経験によって花芽分化する習性がある事と、発芽したばかりの苗は寒さに強くないため、夏から早秋の間にタネを蒔いて苗づくりをし、晩秋までに定植しておく。栽培は容易なので、ぜひタネからの栽培を楽しみたい。日当たり水はけのよい場所で、5月下旬から6月に開花。写真のように咲きそろった花をきれいに見せるには、蕾につく苞葉を小さいうちに一枚一枚丁寧に取り去っておく。

このタネを販売している英国T&M社では、Althaea rosea 'Peaches 'n' Dream' となっているが、現在では Alcea 属から分離し Althaea 属(ビロードアオイ属)とする説がある。

Alchemilla erythropoda

Alchemilla erythropoda
学 名Alchemilla erythropoda
アルケミラ エリトロポダ
科 名バラ科 Rosaceae
属 名アルケミラ(ハゴロモグサ)属 Alchemilla
属英名Lady’s mantle レディスマントル
分 類多年草
大きさH15cm x S15cm~
撮影日2004-04-23
学名の erythropoda は『赤軸の』という意味でその通り茎は赤くなるが、実際には日に当たる部分だけで日のあたらない裏は緑だった。花色は緑で一つの花はとても小さくて2mmほど。タネ発売元のT&M社の記述では、花茎を切らずにおくと秋には花がらが赤くなるようなことが書いてある。私は花茎を切ったので真偽のほどはわからない。葉には鋸歯があって表面には絹のような毛があり、ブルーグレーでとてもきれい。この葉の様子が聖母マリアのヘッドドレスをイメージさせることから『レディスマントル』の英名がついたとも。また、この植物は受粉なしでもタネをつける『無性繁殖』植物として知られているとも書かれている。湿潤の土壌で日向から半日陰を好む。小型の植物でロックガーデン向き。残念ながらこの株は夏越しできずに枯死した。

Allium schoenoprasum

Allium schoenoprasum
学 名Allium schoenoprasum
アリウム スコエノプラスム
英 名Chives チャイブス
和 名エゾネギ/チャイブ
科 名ユリ科 Liliaceae
属 名アリウム(ネギ)属 Allium
属英名Onion オニオン
分 類鱗茎を持つ多年草
大きさH15cm x S10cm~
撮影日2005-06-02
8月にタネを蒔いて、開花するまでにちょうど一年かかった。『エゾネギ』という和名の通り寒さには強く、屋外で越冬。『エゾネギ』と『チャイブ』を別種とする説もある。播種翌年の春には新葉を1回だけ収穫し、少しだが8月には初開花となった。ハーブとして料理に利用するなら夏の間何回か収穫できる。強すぎないマイルドな香りなので、我が家では朝収穫してトマトと一緒にオムレツにするのが定番。頭状花は2センチ位になり、ピンク色のネギ坊主もなかなか可愛い。開花株となるまで育てば、後は年々分球して増える。密植気味のほうが生育が良いらしい。

Allium sphaerocephalum 'Tancho'

Allium sphaerocephalum 'Tancho'
学 名Allium sphaerocephalum 'Tancho'
アリウム スファエロケファルム ‘丹頂’
科 名ユリ科 Liliaceae
属 名アリウム(ネギ)属 Allium
属英名Onion オニオン
分 類鱗茎を持つ多年草
大きさH40cm x S15cm~
撮影日2005-07-01
名前のごとく花の頂部が赤く下の方が白いので丹頂鶴を思わせる。直径5-10センチくらいの球状の花は、徐々に下の方も赤くなってくる。ややアルカリ質の水はけ良い土壌で、明るい場所を好む。庭に十球ほど植えつけておいたが、水分の多い粘土質のせいか今は二球しかない。

Allium unifolium

Allium unifolium
学 名Allium unifolium
アリウム ウニフォリウム
科 名ユリ科 Liliaceae
属 名アリウム(ネギ)属 Allium
属英名Onion オニオン
分 類鱗茎を持つ多年草
大きさH30cm x S30cm~
撮影日2004-05-11
植え付け後数年してやっと開花した。いつも知らない間に咲いていたかもしれないが。薄い品のいいピンクの花だがボリュームに欠ける。植えっぱなしで少しも球根が増えないので、土壌酸度や水分が関係しているかも。球根は容器栽培の方が管理が楽だとあらためて実感した。

Allium virgunculae

Allium virgunculae
学 名Allium virgunculae
アリウム ビルグンクラエ
和 名イトラッキョウ
科 名ユリ科 Liliaceae
属 名アリウム(ネギ)属 Allium
分 類鱗茎を持つ多年草
大きさH10cm x S10cm~
撮影日2004-11-07
長崎の平戸島原産のものを『イトラッキョウ』と呼ぶので、「平戸イトラッキョウ」とは呼ばないとか。平戸島には行ったことがあるが、長崎の西方にある小さい島で風が強い。島の周囲は岩壁となっている場所が多く、イトラッキョウはそのような岩壁に自生しているから草丈が低いのだろう。その割には花は大きめで、葉は松葉のように細長く硬くつるつるしている。薄い桃色の花だが、蕾の外弁がちょっと黒っぽくて野性味が感じられる。晩秋に咲く野趣あふれる花。

Ammi majus

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学 名Ammi majus
アンミ マユス
和 名ドクゼリモドキ/ホワイトレースフラワー
科 名セリ科 Umbelliferae
属 名アンミ(ドクゼリモドキ)属 Ammi
分 類一年草または二年草
大きさH100cm x S60cm ~
撮影日2002-06-17

Amsonia elliptica

Amsonia elliptica
学 名Amsonia elliptica
アムソニア エリプチカ
和 名チョウジソウ
科 名キョウチクトウ科 Apocynaceae
属 名アムソニア属 Amsonia
英 名Blue star ブルースター
分 類多年草
大きさH50cm x S30cm~
撮影日2005-05-04
タネ蒔き2年目は少ししか開花しなかったが、3年目には本格開花。丈もヤナギバチョウジソウより低く、小ぢんまりしていて支柱もいらないので助かる。集散花序となる花はヤナギバチョウジソウに比べ、花色は少し濃い感じで一つの花も少し大きめ、まばらに花をつける。湿地や川辺などに自生するので水分が多いのを好む。この植物を傷つけると出る白い乳液は有毒といわれている。人によっては皮膚に付くとかぶれることもあるので注意。

Amsonia tabernaemontana

http://seedsman.jp/gardenblog/jpg-blue/amsonia_taberunaemontana070514-thumb.jpg
学 名Amsonia tabernaemontana
アムソニア タベルナエモンタナ
英 名Blue star ブルースター
Willow amsonia ウィロウアムソニア
和 名ヤナギバチョウジソウ
科 名キョウチクトウ科 Apocynaceae
属 名アムソニア属 Amsonia
英 名Blue star ブルースター
分 類多年草
大きさH90cm x S30cm~
撮影日2004-05-13
発芽後4年目ごろに地植えして、初開花となるまでもう2年ほどかかった。実際の花色は図鑑の色よりずっと薄い水色だったが、とても気品があってお気に入りとなった。日本産チョウジソウ Amsonia elliptica より丈が高くなり、花が多いので豪華な感じがする。北米原産で冬期落葉し、寒さには強い。新枝の頂点に花が咲くので、私は毎年早春に前年の茎を株元から切りとっている。その時既に、地際には新芽が出揃っている。根が地中深く伸びる性質なのか、鉢植えの間は開花しなかったので早めに地植えした方が良いかも。また、この淡い水色の花を十分に堪能するには、半日陰くらいの場所で水分の多い土壌に植えると良い。

Anagallis moenellii

Anagallis moenellii
学 名Anagallis moenellii
アナガリス モネリィ
英 名Blue Pimpernel ブルーピンパーネル
Poor Man's Weatherglass プアーマンズウェザーグラス
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名アナガリス(ルリハコベ)属 Anagallis
分 類一年草
大きさH20cm x S30cm~
撮影日2003-06-09
耐寒性一年草となっていたが、霜焼けしたものは溶けてしまったので寒さにあまり強くないほうだろう。秋蒔きならコールドフレームなどで保護しながら越冬させ、春になってから植えつける。冬期室内蒔きなら、徒長しないように気をつけて管理し、霜が降りなくなったら植えつける。青い花弁に花芯が紫、黄色いシベでなんとも珍しい花色。1ヶ月以上にわたって次々咲き続けたが、雨に当たると花びらが汚くなる。どちらかというと這うようにして咲くので、コンテナ植えやグランドカバー向き。

Anchusa azurea 'Drop More'

Anchusa azurea 'Drop More'
学 名Anchusa azurea 'Drop More'
アンクサ アズレア ‘ドロップモア’
異 名Anchusa italica
アンクサ イタリカ
科 名ムラサキ科 Boraginaceae
属 名アンクサ属 Anchusa
分 類多年草
大きさH150cm x S60cm~
撮影日2002-06-17
丈は高くなり分枝して花径1㎝弱の花をたくさんつける。全体に毛があるが剛毛で素手で触ると痛い。蒸れに弱く夏越しができなかったので、タネを採取するまでにも至らなかった。

Androsace albana

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学 名Androsace albana
アンドロサケ アルバナ
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名アンドロサケ(トチナイソウ)属 Androsace
分 類多年草
大きさH10cm x S10cm ~
撮影日2007-05-24
APS(アメリカプリムローズ協会)からのタネだが、なんとか数芽が発芽し、栽培するうち残ったのはたった一株だった。タネ蒔きから一年で開花となり、残念なことに開花後に枯死した。一つの花は5ミリくらいで、球状にかたまって咲く様は、大きければまるでポリアンサスプリムラのようである。サクラソウ科なのでしかり。

実際には写真でもわかるとおり帯化したらしく、一茎に非常にたくさんの花が咲いた。タネがつけばと虫媒を期待して日当たりに出しておいたが、実るまでに至らず、花茎は元から腐ってしまった。香りもなく、別段希少性もないのかもしれないがなかなか可愛らしかった。ヨーロッパ産のロックガーデン植物。

Androsace septentrionalis

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学 名Androsace septentrionalis
アンドロサケ セプテントリオナリス
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名アンドロサケ(トチナイソウ)属 Androsace
分 類一年草
大きさH10cm x S10cm ~
撮影日2006-03-25
ロゼットをなし、霜に対して完全耐寒性を持つ。日光と非常に排水の良い土が必要。冬は葉が湿ることを嫌う。桃色の花もあるそうだが、このように、長い小花梗に白い小花が花火のように咲く散形花序である。スターダストの名で流通することもある。5月にタネを蒔いて、3月には開花するという生長の早さだったが、一年草なので当然だろう。山草会から配布されたタネは非常に発芽率が良かったが、発芽後1ヶ月で移植した後、夏には少しずつ株が消滅していった。この写真の株は、最後に残った一株が無事に開花となったもの。

Anemone blanda

Anemone blanda
学 名Anemone blanda
アネモネ ブランダ
英 名Windflower ウィンドフラワー
科 名キンポウゲ科 Ranunculaceae
属 名アネモネ(イチリンソウ)属 Anemone
属英名Windflower ウィンドフラワー
分 類こぶ状塊茎を持つ多年草
大きさH10cm x S10cm~
撮影日2004-04-11
購入株から開花したもので、澄んだ青花がきれいだが勉強不足で維持するのがやっと。翌年にはかろうじて球根が残ったものの開花には至らなかった。地中海沿岸産で、ややアルカリ土壌で乾燥気味を好む。地上部が枯れたら水を切って休眠させ、晩秋から水を軽く与え始めると翌春に開花というサイクル。

Anemone hupehensis var. japonica

Anemone hupehensis var. japonica
学 名Anemone hupehensis var. japonica
アネモネ フペヘンシス ヤポニカ
異 名Anemone x hybrida アネモネ x ヒブリダ
Anemone japonica アネモネ ヤポニカ(園芸上)
和 名シュウメイギク
科 名キンポウゲ科 Ranunculaceae
属 名アネモネ(イチリンソウ)属 Anemone
属英名Windflower ウィンドフラワー
分 類多年草
大きさH60cm x S50cm~
撮影日2004-10-16
苗を植付け後5年程してやっと開花。いつも場所を動かしていたからだと思う。地下茎を掘り残すとそこからまた芽が出てしまう。半日陰の湿った粘土質でもよく生育したが、花つきは今ひとつなので日向で湿潤の場所が良いと思う。

Anemone keiskeana

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学 名Anemone keiskeana
アネモネ ケイスケアナ
和 名ユキワリイチゲ
科 名キンポウゲ科 Ranunculaceae
属 名アネモネ(イチリンソウ)属 Anemone
分 類多年草
大きさH15cm x S15cm ~
撮影日2007-03-10
12月ごろから展開する、チョコレート色に灰斑点がある葉がなかなか良い感じ。根茎には直径5ミリほどの平べったい丸いものがついていたが、何だか分からない。深植えしたらポリポットの底穴から葉がでてしまうほど、日照に敏感なようだ。しかしこれら地下茎で繁殖し、真夏は地上部がなくなって半休眠するので手間いらず。花は直径1.5-2cmほどで、淡い青紫がかっていてとてもきれいだった。

Anemone multifida

http://seedsman.jp/gardenblog/jpg-pink/anemone_multifida070505-1-thumb.jpg
学 名Anemone multifida
アネモネ ムルティフィダ
科 名キンポウゲ科 Ranunculaceae
属 名アネモネ(イチリンソウ)属 Anemone
分 類多年草
大きさH10cm x S10cm ~
撮影日2007-05-05
これはオークションで購入したタネからだったが、小型の割りに大きめの花を咲かせてなかなか良かった。最初に開花した株が乳白色の花だったこともあって、二番めの株に赤花が咲くとは夢にも思っていなかった。実生栽培の面白さと言えよう。花の外側、茎、葉裏は長めの絹のような毛が生えている。花の直径は平開したときで2cm弱、高さ横張りとも5cmほどで非常に可愛らしかった。

Anemone nemorosa 'Alba Plena'

Anemone nemorosa 'Alba Plena'
学 名Anemone nemorosa 'Alba Plena'
アネモネ ネモローサ ‘アルバプレナ’
英 名European thimbleweed ヨーロピアンシンブルウィード
Wood anemone ウッドアネモネ
Windflower ウィンドフラワー
和 名ヤブイチゲ
科 名キンポウゲ科 Ranunculaceae
属 名アネモネ(イチリンソウ)属 Anemone
属英名Windflower ウィンドフラワー
分 類こぶ状塊茎を持つ多年草
大きさH10cm x S10cm~
撮影日2003-04-18
はじめは一重のように見えたが徐々に八重がはっきりしてくる。森林性の清楚な花。維持できずに2年くらい後にダメになってしまった。

Anemone rupicola

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学 名Anemone rupicola
アネモネ ルピコラ
科 名キンポウゲ科 Ranunculaceae
属 名アネモネ(イチリンソウ)属 Anemone
分 類多年草
大きさH40cm x S20cm ~
撮影日2007-04-29
山草会のタネからで2年ほど容器栽培していた。場所がないので地植えしたら意外にも多花性と分かった。千葉で地植えするのはもちろんチャレンジだったが、以外にも順応した。午前中だけ日の当たる東側で用土は粘土質。アネモネの仲間は根が深く張ると花がたっぷり咲くようだ。花径4cm前後、草丈は15cmほど、花茎は次第に長く伸びて40cmほどにもなった。花色は淡い黄色で、咲き進むと乳白色となっていく。タネはまるで色づかないうちのイチゴの果実のような形をしたものの表面にあり、完熟したタネはこの果実のような部分からなるモコモコした綿毛に包まれる。

Anemone stolonifera

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学 名Anemone stolonifera
アネモネ ストロニフェラ
和 名サンリンソウ
科 名キンポウゲ科 Ranunculaceae
属 名アネモネ(イチリンソウ)属 Anemone
分 類多年草
大きさH15cm x S10cm ~
撮影日2007-05-01
一茎から三輪咲くからサンリンソウというらしいが、本当に一茎から三輪が咲いた。この花の花梗の付け根にはまだ二つの蕾が見える。花径1.5cmくらいの白花で、柔らかい明るい緑の葉。これが藪の中にでも群生して咲いているのを見つけたら素敵だろう。もっと咲いてほしかったが、タネ蒔きから二年以上経過しての初開花はこれで終わった。実生での山野草栽培は忍耐が必要だが、その開花の嬉しさは例えようも無い。

Anemone sylvestris

Anemone sylvestris
学 名Anemone sylvestris
アネモネ シルウェストリス
英 名Snowdrop Anemone スノードロップアネモネ
Snowdrop windflower スノードロップウィンドフラワー
和 名バイカイチゲ
科 名キンポウゲ科 Ranunculaceae
属 名アネモネ(イチリンソウ)属 Anemone
属英名Windflower ウィンドフラワー
分 類多年草
大きさH20cm x S20cm~
撮影日2003-03-27
学名の sylvestris とは『森林の』という意味で、その通り森林帯の下草として育つ。高温多湿に弱く私は夏越しが出来なかったが、耐寒性は強いので寒地のシェードガーデンに向くと思う。花びらに柔らかいウブ毛が生えていて花径5cmほどの大輪の花だった。機会があればまたチャレンジしたい。

Anemonopsis macrophylla

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学 名Anemonopsis macrophylla
アネモノプシス マクロフィラ
和 名レンゲショウマ
科 名キンポウゲ科 Ranunculaceae
属 名アネモノプシス属(レンゲショウマ属) Anemonopsis
分 類多年草
大きさW60cm x H60cm ~
撮影日2009-07-30
日本特産の一属一種の花だそう。御岳山に群生しているのを見に行ったことがあるが、大きな杉林の下で、真夏にもほとんど日が差さない場所であった。うちの庭ではそのような涼しい場所はなく、置き場所に苦労したが、意外にもバラの棚下で初めて開花となった。

苗をいただいて以来、ずっと建物の陰(北側)に置いていたが、3年にわたり毎年蕾が出ても開花したことはなかった。今年の天候が、7月が低温だったせいもあるかもしれない。間近に見た花は色合いもかわいらしく、苗を下さった方に感謝。

Anethum graveolens

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学 名Anethum graveolens
アネツム グラウェオレンス
英 名Dill ディル
和 名イノンド (流通名)
科 名セリ科 Umbelliferae
属 名アネツム(イノンド)属 Anethum
分 類多年草
大きさH100cm x S60cm ~
撮影日2003-06-08
西南アジアから中央アジアが原産で、ハーブとして魚料理の臭み消しに良く使われる。フェンネルにも似ているが、丈が高く1メートルにもなる。古来よりインドでは薬草としても栽培されていたそう。葉色は灰緑で柔らかい風情のため、それをポイントしてボーダーの奥にいかが。花は複数の散状花序で黄色の他に白もあるそうだ。下の画像はディルシードで3-4ミリほどの大きさ。たくさん採れて、とても香りが良い。こぼれ種子も発芽する。

Anisodontea capensis 'San Remo Queen'

Anisodontea capensis 'San Remo Queen'
学 名Anisodontea capensis 'San Remo Queen'
アニソドンテア カペンシス ‘サンレモクィーン’
異 名Malvastrum capensis マルバストルム カペンシス
英 名Cape Mallow ケープマロウ
科 名アオイ科 Malvaceae
属 名アニソドンテア属 Anisodontea
分 類多年草または常緑低木
大きさH90cm x S50cm~
撮影日2003-10-23
2003年2月に室内でタネを蒔いて1年で開花株となった。アオイ科だから成長が早いのか。花の大きさ2センチくらい。南アフリカ原産の低木状になる多年草で、ある程度の寒さなら耐えられるようだ。千葉では12月上旬までは屋外に置いても平気だったが、その後は室内で越冬させた。蒸し暑さに弱いというので、夏は通風のよいところで管理するのが良いだろう。

Anomatheca laxa

Anomatheca laxa
学 名Anomatheca laxa
アノマテカ ラクサ
異 名Anomatheca cruenta  アノマテカ クルエンタ
Lapeirousia laxa ラペイルウジア ラクサ
Lapeirousia cruenta ラペイルウジア クルエンタ
英 名False Freesia ファルスフリージア
和 名ヒメヒオウギ
科 名アヤメ科 Iridaceae
属 名アノマテカ属 Anomatheca
分 類球茎
大きさH20cm x S20cm~
撮影日2004-04-27
タネの発芽は時間差があり散発的であったが、ほとんど発芽して翌年には開花株となった。冬期は保護してやったほうが春にきれいに咲いてくれる。意外にも実生栽培が容易でびっくりした。秋蒔きで発芽に時間がかかったが、霜に当てなければ順調に生育する。この花色は白っぽいが、もっと濃い朱色の花(下写真)もある。

Antennaria dioica

Antennaria dioica
学 名Antennaria dioica
アンテンナリア ディオイカ
和 名エゾノチチコグサ
科 名キク科 Compositae/Asteraceae
属 名アンテナリア属 Antennaria
属英名Cat's ears キャッツイアーズ
分 類多年草
大きさH15cm x S15cm~
撮影日2004-04-30
赤い花は時間の経過とともにカサカサした感じになる。花弁のようにみえるのは総苞片で、葉は白毛に覆われている。シルバーリーフが涼しげで『蝦夷の』名がふさわしいが、原産地は北半球の高山、高緯度地方。ロックガーデンなどに適する高山植物だが、比較的強健で千葉でも3年経過している。開花後は茎が外に向かって生育し、中心部は穴が開いたようになってしまった。

Anthyllis vulneraria

Anthyllis vulneraria
学 名Anthyllis vulneraria
アンティリス ウルネラリア
英 名Vetch kidney ベッチキドニー
科 名マメ科 Leguminosae/Fabaceae
属 名アンティリス属 Anthyllis
分 類一年草
大きさH10cm x S20cm~
撮影日2003-05-09
マメ科の植物で這い性といえる。花の下のほうは真っ白なウブ毛に覆われ、黄色の花が一層輝いてみえる。一つの花は5ミリくらいだがレモンイエローが可愛い。花色は変異が多く他にも白、赤、紫、橙などがあるそう。高山性の植物で暑さにやや弱いが、タネがよく結実するので繁殖はタネ蒔きで容易である。

Antirrhinum 'Cinnamon Bronze' F1

Antirrhinum 'Cinnamon Bronze'
学 名Antirrhinum ‘Cinnamon Bronze’ F1
アンティリヌム ‘シナモンブロンズ’ F1
科 名ゴマノハグサ科 Scrophulariaceae
属 名アンティリヌム(キンギョソウ)属 Antirrhinum
属英名Snapdragon スナップドラゴン
分 類一年草
大きさH80cm x S40cm~
撮影日2003-06-18
高性の八重咲き種で少し甘い香りもある。F1なのが残念だが花茎を切っても側枝が出るし、切り花にしても花持ちが良かった。実生栽培は意外と簡単なので、タネから楽しみたい植物の一つ。秋蒔きで冬期は軽く保護するか、早春の室内蒔きで5月下旬から開花となる。

Antirrhinum australe

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学 名Antirrhinum australe
アンティリヌム アウストラレ
科 名ゴマノハグサ科 Scrophulariaceae
属 名アンティリヌム(キンギョソウ)属 Antirrhinum
属英名Snapdragon スナップドラゴン
分 類多年草
大きさH30cm x S30cm~
撮影日2006-06-28
小型で灰青色の葉が特徴のキンギョソウ。小型の割には花は3cmほどもある。

Antirrhinum braun-blanquetii

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学 名Antirrhinum braun-blanquetii
アンティリヌム ブラウンブランクエティ
科 名ゴマノハグサ科 Scrophulariaceae
属 名アンティリヌナム(キンギョソウ)属 Antirrhinum
属英名Snapdragon スナップドラゴン
分 類多年草
大きさH50cm x S40cm~
撮影日2004-06-17
T&Mのおまけのタネから。イベリア半島の北西端に分布する多年草だそう。『夏咲きで分枝の多い見事な品種』とある。ゆえに多花性で花期も長いらしい。確かにたくさん分枝しているが最盛期が梅雨に入ってしまい、交配種のようにはたくさん咲かなかった。夏咲きでこのレモンイエローは嬉しい。

Antirrhinum hyb.

Antirrhinum hyb.
学 名Antirrhinum hyb.
アンティリヌム
科 名ゴマノハグサ科 Scrophulariaceae
属 名アンティリヌム(キンギョソウ)属 Antirrhinum
属英名Snapdragon スナップドラゴン
分 類一年草
大きさH30cm x S40cm~
撮影日2002-04-24
わい性で花つきも良く切り戻すと真夏を除いて繰り返し咲いた。いただき物のタネからだがバカにできない優秀な花壇向け一年草だと思う。花色ミックスだったが花は4センチほどと大ぶりで、花壇の中でも目立つ存在となった。秋蒔き一年草でタネは微細だが発芽率も良く強健である。

Antirrhinum majus

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学 名Antirrhinum majus
アンティリヌム マユス
英 名Snapdragon スナップドラゴン
和 名キンギョソウ
科 名ゴマノハグサ科 Scrophulariaceae
属 名アンティリヌム(キンギョソウ)属 Antirrhinum
属英名Snapdragon スナップドラゴン
分 類一年草
大きさH70cm x S30cm~
撮影日2001-05-18
いただきもののタネからだが高性種だったのでおそらく majus 種だと思う。花持ちも良くほんのり香りもあり、花期が長く見ごたえあり。切り花に向くが支柱が必要となる。この品種以外でもキンギョソウは全て香りがあった。

Antirrhinum nanum 'Black Prince'

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学 名Antirrhinum nanum 'Black Prince'
アンティリヌム ナヌム ‘ブラックプリンス’
科 名ゴマノハグサ科 Scrophulariaceae
属 名アンティリヌム(キンギョソウ)属 Antirrhinum
属英名Snapdragon スナップドラゴン
分 類一年草
大きさH60cm x S30cm~
撮影日2007-05-11
花色は暗い赤で茎も赤い。購入したタネから咲いた株は50cmほどだったと思うが、実生二代目では70cmほどにもなり、ピンクの花も咲いた。もう nanus 種とは言えない。丈夫な花壇植物。タネがたくさん採れるので自家実生更新容易。

Antirrhinum nanum 'Frosted Flames'

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学 名Antirrhinum nanum 'Frosted Flames'
アンティリヌム ナヌム ‘フロステッドフレームス’
科 名ゴマノハグサ科 Scrophulariaceae
属 名アンティリヌム(キンギョソウ)属 Antirrhinum
属英名Snapdragon スナップドラゴン
分 類一年草
大きさH45cm x S30cm~
撮影日2007-05-19
斑入りのキンギョソウ。丈は50cm以下で倒れにくく、花壇にもコンテナにも向く。花色はパステル調のミックスで賑やか。

Antirrhinum nanum 'White Wonder'

Antirrhinum nanum 'White Wonder'
学 名Antirrhinum nanum 'White Wonder'
アンティリヌム ナヌム ‘ホワイトワンダー’
科 名ゴマノハグサ科 Scrophulariaceae
属 名アンティリヌム(キンギョソウ)属 Antirrhinum
属英名Snapdragon スナップドラゴン
分 類一年草
大きさH45cm x S20cm~
撮影日2002-06-12
ラテン語 nanus は『小さい、低い』という意味なので、本来はヒメ性と思っていたが大きくなってしまった。花数が少なかったので、花冠が小さいということなのかもしれない。キンギョソウを植えるときはいつも肥料などに気をつかったことがなかったが、もっと肥料を与えるべきだったか。或いはこの品種の特性で花数が少ないのかもしれない。

Aquilegia

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学 名Aquilegia
アクイレギア
科 名キンポウゲ科 Ranunculaceae
属 名アクイレギア(オダマキ)属 Aquilegia
英 名Columbine コロンバイン
分 類多年草
大きさH30cm x S30cm ~
撮影日2002-06-26
フウリンオダマキ Semiaquilegia ecalcarata という事で購入した苗だったが、咲いたものはこのように距があるため、フウリンオダマキではないと思うのでアクイレギア属とした。良いほうに考えればフウリンオダマキとオダマキの交雑種かも。小型で小豆色の花は和風の半日陰の庭に良く似合う。また、フウリンオダマキは Semiaquilegia (ヒメウズ)属とせず、Aquilegia 属とする説もある。

Aquilegia 'Blue Bonnets'

Aquilegia 'Blue Bonnets'
学 名Aquilegia 'Blue Bonnets'
アクイレギア ‘ブルーボネッツ’
科 名キンポウゲ科 Ranunculaceae
属 名アクイレギア(オダマキ)属 Aquilegia
属英名Columbine コロンバイン
分 類多年草
大きさH40cm x S40cm~
撮影日2003-05-05
バレリーナのドレスのようなプリーツで紫と白色のコントラストも素敵。しかし短命で花後に枯死することが多い。もともとこの‘ボネット’は、T&Mでタネを買ったときに間違って送られてきたもの。開花に2年を要しているのでクレームしそこなったが、咲いた花はとっても可愛くてお気に入りとなった。画像はその購入種子の二代目で、少し変化して来てわい性となり山野草の趣きがある。オリジナルはもっと高性種だった。

Aquilegia 'Clementine Salmon Rose'

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学 名Aquilegia 'Clementine Salmon Rose'
アクイレギア 'クレメンタインサーモンローズ'
科 名キンポウゲ科 Ranunculaceae
属 名アクイレギア属(オダマキ属) Aquilegia
属英名Columbine コロンバイン
分 類多年草
大きさH45cm x S45cm~
撮影日2009-04-30
プランツオブディスティンクション社のタネから。新色だと思うが菊咲き系の花は以前からあり、花色豊富なので新しい色ではないのかもしれない。一般的にオダマキはタネ蒔きから一年以上経過して開花し、開花後は枯死することが多いので二年草ともいえるが、この一株だけは一年以内に開花株となった。交雑しないように気を付けてタネを採る。

Aquilegia buergeriana var. oxysepala

Aquilegia buergeriana var. oxysepala
学 名Aquilegia buergeriana var. oxysepala
アクイレギア ブエルゲリアナ オキシセパラ
和 名オオヤマオダマキ
科 名キンポウゲ科 Ranunculaceae
属 名アクイレギア(オダマキ)属 Aquilegia
属英名Columbine コロンバイン
分 類多年草
大きさH40cm x S30cm~
撮影日2005-05-17
下向きに咲く花は海老茶と黄色の渋い色合い。本種はヤマオダマキよりも距の先端が内側に曲がっていることが特徴だそう。山林の明るい場所に自生。自生地では丈100センチにもなる。実生では淡青色の花も出現した。

Aquilegia canadensis

Aquilegia canadensis
学 名Aquilegia canadensis
アクイレギア カナデンシス
英 名Canadian columbine カナディアンコロンバイン
和 名カナダオダマキ
科 名キンポウゲ科 Ranunculaceae
属 名アクイレギア(オダマキ)属 Aquilegia
属英名Columbine コロンバイン
分 類多年草
大きさH20cm x S20cm~
撮影日2003-04-26
少し小さめのオダマキで花色は目立ってかわいい。粘土質土壌でも夏越しできたが、北米産なのでロックや水はけの良い用土が最適。多年草と言っても短命で、開花するとほとんど枯死する。

Aquilegia chrysantha 

Aquilegia chrysantha
学 名Aquilegia chrysantha
アクイレギア クリサンタ
異 名Aquilegia leptoceras var. chrysantha
アクイレギア レプトケラス クリサンタ
Aquilegia coerulea var. chrysantha
アクイレギア コエルレア クリサンタ
英 名Golden Columbine ゴールデンコロンバイン
和 名キバナオダマキ
科 名キンポウゲ科 Ranunculaceae
属 名アクイレギア(オダマキ)属 Aquilegia
属英名Columbine コロンバイン
分 類多年草
大きさH40cm x S30cm~
撮影日2004-05-13
非常に似たものに Aquilegia longissima ツメナガオダマキがあるが、他サイトによればその距は8センチ以上となっており、この Aquilegia chrysantha キバナオダマキでは距が5センチとなっている。また、同ページには『ほとんどの植物学者が longissima 種と chrysantha 種は別種であるとしている』と書かれている。

花が大きい割りにそれほど丈が大きくならず、葉は紫がかったシルバーリーフでポイントになる。どちらかというと山野草の趣き。 距の長い黄色のオダマキで Aquilegia longissima の画像を検索すると、距は相当長く10センチほどもあるものがあった。それに比べると私の持っているこのオダマキは距が長くても6-7センチで、やはり chrysantha 種だと思われる。

Aquilegia fragrans

http://seedsman.jp/gardenblog/jpg-other/aquilegia_fragrans070429-thumb.jpg
学 名Aquilegia fragrans
アクイレギア フラグランス
科 名キンポウゲ科 Ranunculaceae
属 名アクイレギア(オダマキ)属 Aquilegia
属英名Columbine コロンバイン
分 類多年草
大きさH60cm x S45cm~
撮影日2007-04-29
このオダマキは、フィンランドの Marita と交換したタネから栽培したもの。私はこの学名を知るまで、オダマキに香りのある品種があるとは全く知らなかった。種小名から香りがあるだろうと想像し、開花するまでの二年間は楽しみに待っていた。今年初開花でさっそく香りを確かめてみたところ、非常に素晴らしい柑橘系の香りがあった。柑橘系の香りとは、我が家の柚子の木の葉と同じ匂いなのだ。花色は白っぽい乳白色から淡い黄色で、距の部分に少し青味が残ってなんとも楚々とした色合いにも感激。花の大きさは4-5cmと比較的大きめで、下向きに咲く。

Aquilegia hyb.



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学 名Aquilegia hyb.
アクイレギア
科 名キンポウゲ科 Ranunculaceae
属 名アクイレギア(オダマキ)属 Aquilegia
属英名Columbine コロンバイン
分 類多年草
大きさH90cm x S50cm~
撮影日2004-04-27
草丈の高いオダマキで花も大きく5cmほどもある。交雑しやすく、多年草といってもほとんど二年草扱いで開花後に枯れることが多い。林床性なので日陰から半日陰でもよく生育する。苗の間は冬期、少し保護したり霜のかからないところに置いたほうが良い。これらの花は苗を植えた覚えもなく、タネを蒔いた覚えも植えた覚えもないので、交配種の先祖返りか交雑だろう。

Aquilegia longissima

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学 名Aquilegia longissima
アクイレギア ロンギッシマ
英 名Longspur columbine ロングスパーコロンバイン
和 名ツメナガオダマキ
科 名キンポウゲ科 Ranunculaceae
属 名アクイレギア(オダマキ)属 Aquilegia
属英名Columbine コロンバイン
分 類多年草
大きさH40cm x S30cm~
撮影日2009-05-13
愛好家間ではいつものことだが、植物の同定は写真を見るだけでなく、現物を見ても難しい。その中でもこの黄色いオダマキはクリサンタなのかロンギッシマなのか、はたまた交配種のマッカナジャイアント系なのか、頭の痛い話である。しかし、シークレットシーズ社で買ったロンギッシマのタネなので、販売元の学名通りにロンギッシマと表記した。

花の外側に赤味のある花は野性的に見え、花径12センチ以上あり、距は6センチほど。背丈は20センチほどと比較的低い。

花冠からシベが突出している方は開く前はまるでエイリアンのようだが、これが徐々に平開すると花径3-6センチとなり、距は長いもので6センチほどと同じくらいで、背丈は30-40センチほど。以前から栽培していたクリサンタと瓜二つだった。

この二つは同じタネ袋からだが、同品種とは思えないのは私だけだろうか。

Aquilegia viridiflora

Aquilegia viridiflora
学 名Aquilegia viridiflora
アクイレギア ビリディフローラ
英 名Green-flowered Columbine
グリーンフラワードコロンバイン
和 名クロバナオダマキ
科 名キンポウゲ科 Ranunculaceae
属 名アクイレギア(オダマキ)属 Aquilegia
属英名Columbine コロンバイン
分 類多年草
大きさH60cm x S60cm~
撮影日2004-03-29
チョコレート色のようなオダマキ。多花性で他品種より1ヶ月ほど開花が早かった。葉脈が白く目立ち斑入りのようにも感じる。香りもあるようだが私にはわからなかった。他のオダマキは開花後に枯死することが多いがこの品種は強健で、我が家の庭でもほとんどが越夏し宿根している。中国西部原産、和名は黒花オダマキだが外国では緑花オダマキとも呼ばれ、緑色の萼の方が印象深いようだ。

Aquilegia vulgaris 'Tower Light Blue' Double Pleats

aquilegia_TLB040505.jpg
学 名Aquilegia vulgaris 'Tower Light Blue'
アクイレギア ウルガリス ‘タワーライトブルー’
和 名セイヨウオダマキ
科 名キンポウゲ科 Ranunculaceae
属 名アクイレギア(オダマキ)属 Aquilegia
属英名Columbine コロンバイン
分 類多年草
大きさH50cm x S30cm~
撮影日2004-05-05
コロンとした八重のプリーツ咲きはペチコートのよう。花数も多く可愛い。実生で同じ花は咲かない可能性が高いが、このダブルプリーツはいつも庭にほしいので毎年タネを蒔く。2年越しの開花はうれしい。他にもボネットという爪白のダブルプリーツがあるが、その‘ボネット’とこの‘タワーライトブルー’それぞれの実生を数年繰り返し、現在では花色 花形が変化している。

Aquilegia vulgaris 'William Guinness Doubles'

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学 名Aquilegia vulgaris 'William Guinness Doubles'
アクイレギア ウルガリス ‘ウィリアムギネスダブルス’
和 名セイヨウオダマキ
科 名キンポウゲ科 Ranunculaceae
属 名アクイレギア(オダマキ)属 Aquilegia
属英名Columbine コロンバイン
分 類多年草
大きさH90cm x S60cm~
撮影日2007-05-06
タネから栽培すると、ほとんどのオダマキは一年以上経過してから開花となり、開花後にタネをどっさりつけて枯死することが多い。まるで二年草扱いだ。そして異品種を多数栽培しているときに親株と同じ花を咲かせるタネを採るには、虫による雑交をできるだけ防ぐため、開花期には分離して栽培するしかない。そして葯が開いて花粉が出てきたら、なるべくすぐに人工授粉してやる。人工授粉といっても私は手でなでてやったり、同じ株の花同士をくっつけてやるくらいだが。

この‘ウィリアムギネスダブル’はもらい物のタネからで、非常に大型となり、ダブルの濃い紫に下の方が白でとても可愛い。開花した中にはこの色と同じでシングル咲きの‘ウィリアムギネス’もあったし、青い花のダブルもあった。オダマキは非常にたくさんの種類のタネが流通していて、園芸植物としてとても面白い。

Aquilegia vulgaris Woodside variegated

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学 名Aquilegia vulgaris Woodside variegated
アクイレギア ウルガリス ウッドサイドバリエゲィテッド
和 名セイヨウオダマキ
科 名キンポウゲ科 Ranunculaceae
属 名アクイレギア(オダマキ)属 Aquilegia
属英名Columbine コロンバイン
分 類多年草
大きさH60cm x S60cm~
撮影日2007-05-02
明るい黄色の斑入り葉に、暗紫色の花が良くマッチしている。夏は日陰に置くべき。この実生で、同じ斑入りが出現する。

Aquilegia vulgaris var. stellata 'Black Barlow'

Aquilegia vulgaris var. stellata 'Black Barlow'
学 名Aquilegia vulgaris var. stellata 'Black Barlow'
アクイレギア ウルガリス ステラータ
‘ブラックバーロー’
和 名セイヨウオダマキ
科 名キンポウゲ科 Ranunculaceae
属 名アクイレギア(オダマキ)属 Aquilegia
属英名Columbine コロンバイン
分 類多年草
大きさH70cm x S50cm~
撮影日2005-05-05
菊咲き品種‘ノラバーロー’の黒花。いただきもののタネからだが同じ花が咲いてくれてうれしい。日照により赤っぽく見えたり黒っぽく見えたりするが、黄色の葯とのコントラストや葉がシルバーがかっているのもなかなか良い。交雑しやすいので植え場所には気を使い、タネ蒔きから開花するまでには2年かかった。

Arctotis grandis

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学 名Arctotis grandis
アルクトティス グランディス
異 名Arctotis stoechadifolia
アルクトティス ストエカディフォリア
Arctotis stoechadifolia var. grandis
アルクトティス ストエカディフォリア グランディス
英 名African Daisy アフリカンデイジー
和 名ハゴロモギク
科 名キク科 Compositae/Asteraceae
属 名アルクトティス(ハゴロモギク)属 Arctotis
分 類一年草または多年草
大きさH60cm x S60cm~
撮影日2003-05-18
花弁の内側は白、外側が薄紫でシルバーの葉とあいまって涼しげ。切り戻すとまた咲く。花径7㎝くらいの大輪(舌状花)である。日が当たると 開花し夕方になるとしぼむ。蒸し暑さには弱いらしく夏越しできなかった。

Ardisia crenata

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学 名Ardisia crenata
アルディシア クレナタ
和 名マンリョウ
科 名ヤブコウジ科 Myrsinaceae
属 名アルディシア(ヤブコウジ)属 Ardisia
分 類常緑小低木
大きさH50cm x S50cm
撮影日2007-12-20

Arisaema ringens

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学 名Arisaema ringens
アリサエマ リンゲンス
和 名ムサシアブミ
科 名サトイモ科 Araceae
属 名アリサエマ(テンナンショウ)属 Arisaema
分 類多年草
大きさH40cm x S40cm~
撮影日2007-04-16
これは信じられないことに、実生2年で咲いた。というか仏炎苞(ぶつえんぽう)が見られた。夏には地上部がなくなって半休眠する。逆にいえばその間は生長しないので、この仏炎苞が見られるまでには時間がかかると思っていたがそうでもなかった。意外と丈夫らしい。4号くらいのポットで開花となったので小さいが、本来はもう少し大きくなる。海に近い林の中などに自生するそう。

Arisaema serratum

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学 名Arisaema serratum
アリサエマ セラツム
和 名マムシグサ
科 名サトイモ科 Araceae
属 名アリサエマ(テンナンショウ)属 Arisaema
分 類多年草
大きさH60cm x S60cm~
撮影日2007-04-28

Arisaema thunbergii subsp. urashima

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学 名Arisaema thunbergii subsp. urashima
アリサエマ ツンベルギィ ウラシマ
和 名ウラシマソウ
科 名サトイモ科 Araceae
属 名アリサエマ(テンナンショウ)属 Arisaema
分 類多年草
大きさH60cm x S60cm~
撮影日2006-04-29

Artemisia schmidtiana

Artemisia schmidtiana
学 名Artemisia schmidtiana
アルテミシア シュミッティアナ
英 名Wormwood ワームウッド
Silvermound Artemisia シルバーマウンドアルテミシア
和 名アサギリソウ
科 名キク科 Compositae/Asteraceae
属 名アルテミシア(ヨモギ)属 Artemisia
属英名Wormwood ワームウッド
分 類多年草
大きさH30cm x S50cm~
撮影日2004-08-02
茎が良く分枝し柔らかい絹毛を密生した葉をつける素晴らしいシルバーリーフプランツ。花よりもこの葉の方に観賞価値があるので、蕾が出たら取り去る人もいるとか。日本北部、サハリン、千島地方が原産で夏の蒸し暑さは好まない。梅雨時には通風を良くし、水はけの良い用土で鉢植えするかロックガーデンに向く。苗を植えつけてから3年目に開花となった。繁殖は挿し木、株分け、タネ蒔きからと書いてあったが、私は花後に株分けする勇気はなくそのままにしておいたら枯死した。

Arthropodium candidum var. maculatum

Arthropodium candidum var. maculatum
学 名Arthropodium candidum var. maculatum
アルトロポディウム カンディダム マクラツム
英 名Dwarf Rock Lily ドワーフロックリリー
和 名コマチユリ
科 名ユリ科 Liliaceae
属 名アルトロポディウム属 Arthropodium
分 類多年草
大きさH30cm x S25cm~
撮影日2005-06-29
花自体は1センチに満たない小さな花。時間の経過と共に花弁が反り返り、雄シベの花糸(かし)は変わった形をしてなかなか可愛い。根生葉は15センチほどで細い暗紫色に斑点が入り、観葉植物として観賞できる。ニュージーランド原産のロッケリー植物。

Asarina barclaiana 'Formula Mix'

Asarina barclayana 'Formula Mix'
学 名Asarina barclaiana 'Formula Mix'
アサリナ バルクライアナ ‘フォーミュラミックス’
異 名Maurandya barclaiana
マウランディア バルクライアナ
英 名Climbing snapdragon クライミングスナップドラゴン
科 名ゴマノハグサ科 Scrophulariaceae
属 名アサリナ属 Asarina
分 類一年草
大きさつる性
撮影日2002-10-05
生育旺盛のつる性草花。鐘形の4~5㎝の花が夏から降霜期まで咲き続ける。一つの花は2~3日は開花し、細く弱そうに見える蔓は意外に強い。晩冬に根を堀上げると塊茎となっており、地植えのままでも千葉では十分越冬したが、貯蔵しておいた塊茎を春先に植えつけても、夏には開花してきた。

Asarina procumbens

Asarina procumbens
学 名Asarina procumbens
アサリナ プロクンベンス
英 名Creeping snapdragon クリーピングスナップドラゴン
和 名宿根アサリナ (流通名)
科 名ゴマノハグサ科 Scrophulariaceae
属 名アサリナ属 Asarina
分 類多年草
大きさ下垂性
撮影日2004-06-24
トレイリングの宿根アサリナで、ハンギングバスケットやロックガーデン向き。薄いクリームとレモンイエローの可愛い花に、葉はシルバーのウブ毛があって柔らかい。札幌百合が原公園ではロックガーデンの傾斜地に地植えされていたが、我が家では地植えしたものはダメになった。タネが良く結実するので実生からの繁殖は容易。

Asarina x hybrida 'Red Dragon'

Asarina x hybrida 'Red Dragon'
学 名Asarina x hybrida 'Red Dragon'
アサリナ x ヒブリダ ‘レッドドラゴン’
英 名Climbing snapdragon クライミングスナップドラゴン
科 名ゴマノハグサ科 Scrophulariaceae
属 名アサリナ属 Asarina
分 類一年草
大きさつる性
撮影日2004-08-11
早くから蕾がついていたが開花初期には緑色に近い花が多かった。交配種のためか花色は安定していないような感じもしたが、開花終期には赤い花が咲いた。冬に株を抜き取ろうとしたが地中の塊茎が大きく育っており、堀上げておいたものを春に植えつけたところ、一番下の写真にあるようにまた生育が始まった。カタログでは半耐寒性一年草となっていたが、塊茎が残るので本来は多年草だろう。

Ascofinetia 'Cherry Blossom'

Ascofinetia 'Cherry Blossom'
学 名Ascofinetia 'Cherry Blossom'
アスコフィネチア ‘チェリーブロッサム’
異 名Neofinetia falcata x Ascocentrum ampullaceum
ネオフィネティア ファルカタ x
アスコケントルム アムプラケウム
科 名ラン科 Orchidaceae
属 名アスコフィネチア属 Ascofinetia
分 類多年草
大きさH20cm x S20cm ~
撮影日2004-06-05
1991-2年に世界らん展で購入した苗をヘゴ付けにしたものだと記憶している。この写真で11-12年経過していることになるが、最初のうち3年ほどは鉢植えで栽培していた。3年経過して2-3株になったものをB5判くらいのヘゴにつけ、その後毎年株が増え花数が増していった。香りがないのが残念だが非常に丈夫である。フウランにアスコセントラムを交配したもので花持ちも1ヶ月ほどと長い。比較的低温で越冬可。

Asparagus officinalis

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学 名Asparagus officinalis
アスパラグス オフィキナリス
和 名オランダキジカクシ/オランダウド/マツバウド
科 名ユリ科 Liliaceae
属 名アスパラガス属 Asparagus
分 類多年草
大きさH40cm x S40cm~
撮影日2006-05-04
私が栽培したものではなく、お隣からタネが飛んできたようで、いつの間にかアスパラのふわふわした葉が見られるようになった。地上部を切っても切っても毎年生えてくるので、いっそのこと食べてやろうと数年放っておいた。1本だが収穫できた。

Asperula orientalis 'Blue Mist'

'Blue Mist'
学 名Asperula orientalis 'Blue Mist'
アスペルラ オリエンタリス ‘ブルーミスト’
異 名Asperula azurea アスペルラ アズレア
Asperula arvensis アスペルラ アルベンシス
英 名Woodruff ウッドラフ
Blue Woodruff ブルーウッドラフ
Oriental Woodfuff オリエンタルウッドラフ
和 名タマクルマバソウ
科 名アカネ科 Rubiaceae
属 名アスペルラ属 Asperula
分 類一年草
大きさH40cm x S50cm ~
撮影日2003-04-18
耐寒性が強く 'Blue Mist' はものすごく花付きも良かった。香りがないのが残念だが花期も1ヵ月半と長期にわたり、花色もあせずに楽しめる優秀な一年草。タネが完熟するまで株を残しておくのは結構つらく、殻からタネを一粒ずつ精製するのも面倒だった。しかし発芽さえすればとても丈夫なので毎年蒔いて楽しみたい。こぼれ種子も毎年発芽して開花株となる。園芸名のない Asperula orientalis (写真一番下)は花数が少なく、少し気難しい感じがして 'Blue Mist' ほどうまく咲かせることが出来なかった。

Aster 'Tonga'

学 名Aster 'Tonga'
アスター ‘トンガ’
英 名Michaelmas daisy ミカエルマスデージー
科 名キク科 Compositae/Asteraceae
属 名アスター属 Aster
属英名Michaelmas daisy ミカエルマスデージー
分 類多年草
大きさH30cm x S30cm ~
撮影日2002-06-26
わい性で耐寒耐暑性あり。春から咲きだし、夏には休むがまた秋に楽しめる。日当たりの良い水はけの良い場所で良く生育する。

Astragalus schelichovii

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学 名Astragalus schelichovii
アストラガルス スケルコヴィ
和 名カラフトモメンヅル
科 名マメ科 Leguminosae/Fabaceae
属 名アストラガルス属 Astragalus
分 類多年草
大きさH10cm x S20cm~
撮影日2006-04-03

Astrantia major

Astrantia major
学 名Astrantia major
アストランティア マヨル
科 名セリ科 Umbelliferae
属 名アストランティア属 Astrantia
属英名Masterwort マスターワート
分 類多年草
大きさH30cm x S30cm ~
撮影日2002-05-24
思ったほど大型にはならず、若苗のせいか花つきも少なかった。夏の乾燥に弱く、年間を通して湿り気が多いのを好み、根が堅くて深いので他の生育旺盛な植物と密植しても丈夫に育つそうだ。我が家のはこの翌年の夏に残念ながら枯死した。夏の間の乾燥が原因だったと思う。上と下の写真は同じ株で、咲き進むと下の写真のように包葉の色が薄くなる。

Aubrieta 'Rich Rose'

Aubrieta 'Rich Rose'
学 名Aubrieta 'Rich Rose'
オーブリエタ ‘リッチローズ’
英 名Masterwort マスターワート
科 名アブラナ科 Brassicaceae/Cruciferae
属 名オーブリエタ属 Aubrieta
分 類多年草
大きさH10cm x S30cm ~
撮影日2004-03-30
1センチほどの花が早春からたくさん咲くが、気温の上昇とともに弱ってくる。夏は乾燥気味で風通しの良いロックガーデンなどが良いが、我が家では周りの植物が覆いかぶさってなんとか夏越しした。花後に刈り込むことで夏越しが容易になるのかも。

Aurinia saxatilis

Aurinia saxatilis
学 名Aurinia saxatilis
アウリニア サクサティリス
異 名Alyssum saxatilis
アリッスム サクサティリス
Alyssum saxatile
アリッスム サクサティレ
和 名イワナズナ
科 名アブラナ科 Brassicaceae/Cruciferae
属 名アウリニア属 Aurinia
分 類多年草
大きさH10cm x S30cm ~
撮影日2003-04-17
常緑の多年草で、シルバー葉にレモンイエローの花がとてもきれい。切り戻すとまた咲く。ロックガーデンや傾斜地に向き、日当たりと排水の良い土壌が必要。初夏に軟枝挿しまたは緑枝挿し、秋にはタネを採取して繁殖できる。

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