サクラソウ科のブログ記事

Anagallis moenellii

Anagallis moenellii
学 名Anagallis moenellii
アナガリス モネリィ
英 名Blue Pimpernel ブルーピンパーネル
Poor Man's Weatherglass プアーマンズウェザーグラス
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名アナガリス(ルリハコベ)属 Anagallis
分 類一年草
大きさH20cm x S30cm~
撮影日2003-06-09
耐寒性一年草となっていたが、霜焼けしたものは溶けてしまったので寒さにあまり強くないほうだろう。秋蒔きならコールドフレームなどで保護しながら越冬させ、春になってから植えつける。冬期室内蒔きなら、徒長しないように気をつけて管理し、霜が降りなくなったら植えつける。青い花弁に花芯が紫、黄色いシベでなんとも珍しい花色。1ヶ月以上にわたって次々咲き続けたが、雨に当たると花びらが汚くなる。どちらかというと這うようにして咲くので、コンテナ植えやグランドカバー向き。

Androsace albana

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学 名Androsace albana
アンドロサケ アルバナ
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名アンドロサケ(トチナイソウ)属 Androsace
分 類多年草
大きさH10cm x S10cm ~
撮影日2007-05-24
APS(アメリカプリムローズ協会)からのタネだが、なんとか数芽が発芽し、栽培するうち残ったのはたった一株だった。タネ蒔きから一年で開花となり、残念なことに開花後に枯死した。一つの花は5ミリくらいで、球状にかたまって咲く様は、大きければまるでポリアンサスプリムラのようである。サクラソウ科なのでしかり。

実際には写真でもわかるとおり帯化したらしく、一茎に非常にたくさんの花が咲いた。タネがつけばと虫媒を期待して日当たりに出しておいたが、実るまでに至らず、花茎は元から腐ってしまった。香りもなく、別段希少性もないのかもしれないがなかなか可愛らしかった。ヨーロッパ産のロックガーデン植物。

Androsace septentrionalis

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学 名Androsace septentrionalis
アンドロサケ セプテントリオナリス
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名アンドロサケ(トチナイソウ)属 Androsace
分 類一年草
大きさH10cm x S10cm ~
撮影日2006-03-25
ロゼットをなし、霜に対して完全耐寒性を持つ。日光と非常に排水の良い土が必要。冬は葉が湿ることを嫌う。桃色の花もあるそうだが、このように、長い小花梗に白い小花が花火のように咲く散形花序である。スターダストの名で流通することもある。5月にタネを蒔いて、3月には開花するという生長の早さだったが、一年草なので当然だろう。山草会から配布されたタネは非常に発芽率が良かったが、発芽後1ヶ月で移植した後、夏には少しずつ株が消滅していった。この写真の株は、最後に残った一株が無事に開花となったもの。

Cortusa matthioli

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学 名Cortusa matthioli
コルツサ マッティオリ
和 名サクラソウモドキ(広義)
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名コルツサ(サクラソウモドキ)属 Cortusa
分 類多年草
大きさH20cm x S20cm ~
撮影日2007-05-12
開花の始まりが遅かったせいか、なんともぶよぶよとした株になってしまった。アメリカプリムローズ協会からのタネで、2005年2月播種、2007年5月開花となった。残念ながら、このあと維持できなかった。

Cyclamen coum ex BSBE form 1

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学 名Cyclamen coum ex BSBE form 1
キクラメン コウム BSBEform1から
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名キクラメン(シクラメン)属 Cyclamen
分 類多年草
大きさH10cm x S10cm ~
撮影日2009-02-19
BSBEform1とはシルバーリーフばかりを交配したものらしく、その実生株である。播種は2005年9月、発芽は翌年4月下旬で、3年目の今年2月に初開花だった。コウム種は何種か蒔いたが、一番生育が緩慢で、初開花したのが遅かった。結果は葉を見ればわかるとおり、シルバー地に葉縁は緑色、中心にもアイビーの葉模様が入った。表面がすべてシルバー地だったらさぞや観賞価値も上がっただろう。しかし、他の原種シクラメンでもこの濃桃紫色の花はなかったのでインパクトがあってなかなか良かった。球根は直径2センチちょっとだと思うが、初花が3個着いた。

Cyclamen coum 'Albiflora'

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学 名Cyclamen coum 'Albiflora'
キクラメン コウム ‘アルビフローラ’
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名キクラメン(シクラメン)属 Cyclamen
分 類多年草
大きさH15cm x S15cm ~
撮影日2007-02-04
山草会のタネから開花株までになった。葉はヘデリフォリウムと違って鋸歯がなく、丸っこいハート型、濃い緑色で薄く斑が見え、照りもある。ごく淡いピンクにえんじ色の目が入っていたので調べると、これが白花タイプということだった。白花からのタネということだったので、まさに同じ花が咲いたわけ。感謝。

ヘデリフォリウムの花弁は園芸種のシクラメンのように比較的長いが、このコウムの花弁は短く、花はずんぐりむっくりした感じに見える。

Cyclamen coum subsp. caucasicum

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学 名Cyclamen coum subsp. caucasicum
キクラメン コウム カウカシクム
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名キクラメン(シクラメン)属 Cyclamen
分 類多年草
大きさH15cm x S15cm ~
撮影日2007-01-30
山草会のタネから。コームの亜種ということで斑入り葉がとてもきれい。白花のコームと同じ花色なのでこれも白花種だろう。受粉すると、茎がくるくるとコイル状に丸まってしまうのが特徴。

Cyclamen hederifolium

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学 名Cyclamen hederifolium
キクラメン ヘデリフォリウム
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名キクラメン(シクラメン)属 Cyclamen
分 類多年草
大きさH15cm x S15cm ~
撮影日2008-10-13
山草会からのタネで咲いた原種シクラメン。まさかこんなに早く開花させられるとは思わなかった。雨の多い平暖地での夏越しは苦手だと思っていたが、夏は葉を落として休眠してしまうせいだろう、意外にも今まで永らえている。ということで生育期間が短いが、球根は毎年少しずつ大きくなって3年目に開花となった。それ以降も葉が増えていたので丈夫そうに思い、秋に地植えしてみた。花は1.5cmほどだが、斑入り葉もきれいである。

地植えした翌年もよく咲いていたが、やはり堀上げてプラ鉢に植え替えた。葉が少なくて花茎ばかりがすっきりとまとまって咲いて見ごたえがあった。実生とはいえ桃花と白花2球ずつとがあって、白花の方が球根が小さく、若干性質も弱いように思うが、実に清楚で素晴らしい。そして、丈夫なのが何より。

Dodecatheon

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学 名Dodecatheon
ドデカテオン
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名ドデカテオン(カタクリモドキ)属 Dodecatheon
分 類多年草
大きさH10cm x S10cm ~
撮影日2007-04-11
種小名はわからないが、日本に流通しているドデカテオンのタネをもらいうけて栽培し、開花株となった。2003年11月播種、2005年春ごろに発芽、2007年4月から開花となった。記録があいまいになってしまったのは発芽したのが1年半後で、その発芽した芽が雑草かどうかしばらくの間は判断できなかったため。でも、少し大きくなってくると雑草とは違うと確信し、そのラベルにあったドデカテオンだと思うようになった。毎年夏には地上部が消えてしまうため、そのつどダメになったと思って何もしてやらなかったが、それがかえって功を奏し成株まで育てられたのかも。

この株は花つきも多く、花弁には切れ込みが入っていてちょっと変わっている。

Primula 'Hose in Hose'

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学 名Primula 'Hose in Hose'
プリムラ ‘ホースインホース’
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
属英名Primrose プリムローズ
分 類多年草
大きさH20cm x S15cm ~
撮影日2006-03-25
フランスのバーンヘイブン社 Barnhaven Primroses から購入したタネで、最初に咲いた株は一番下の写真で、普通のポリアンサスと同じだった。オンラインショップの写真では良く分からないのでこの園芸名で検索すると、いずれも花びらのように見える萼片の上に、もう一つ花が咲いているという、いうなれば段咲きの花だった。喉=花喉(かこう)部と呼ばれる花の中心奥部を管(ホース)と見立て、その中にもう一つ管が重なることからついた名前のようだ。このように、萼片が花びらのように変化するのが特徴で、蕾のときからそれとわかる。色幅もあって、アプリコットのようなオレンジ色も出現した。私の栽培する株の中で、段咲きが出現した確率は5分の2だった。

Primula 'Jack in the Green'

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学 名Primula 'Jack in the Green'
プリムラ 'ジャックインザグリーン'
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
属英名Primrose プリムローズ
分 類多年草
大きさH20cm x S15cm ~
撮影日2006-03-25
バーンヘイブン社 Barnhaven Primroses のタネから。17-18世紀に人気のあった奇形植物だそう。萼が変化して苞葉のようになり、それを16-17世紀のヨーロッパの男女が着用したひだ襟(ruff)にたとえている。花色はピンク、黄色などがあった。

Primula Double Primroses

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学 名Primula Double Primroses
プリムラ ダブルプリムロージーズ
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
属英名Primrose プリムローズ
分 類多年草
大きさH10cm x S10cm ~
撮影日2008-03-29
フランスのバーンヘイブン社 Barnhaven Primroses から購入したタネで、八重花の出現率は25%となっていたが実際には、10%以下の2株だけだった。それでもダブルの花が咲いたから、まぁ良しとする。

初花はやはり一重だったが、裏面はピンクで表面にその色が映り、またストライプも見えてなかなか可愛い花だ。そのほかにも一重では淡いブルーやアプリコット、濃いローズ色、黄色系などが出現した。出現率が低いからか、タネの入数も多めだったのか発芽苗はたくさん取れた。丈夫で夏越しも容易だったし、5月に蒔いても翌春には開花株となり、色や花型はバラエティに富み、八重が出現することもあるから、このタネからは色々な楽しみをもらえたと言える。

Primula Traditional Mixture

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学 名Primula Traditional Mixture
プリムラ トラディショナルミクスチュア
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
分 類多年草
大きさH20cm x S20cm ~
撮影日2006-04-17

Primula acaulis ex 'Blue Jeans'

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学 名Primula acaulis ex 'Blue Jeans'
プリムラ アカウリス ‘ブルージーンズ’
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
分 類多年草
大きさH10cm x S15cm ~
撮影日2005-02-18
カタログによると本来は紫と白のストライプの花だったが、まったく違う花だった。カタログなどには、『同じ花が咲かないこともある』という記述は一切無かった。クレームで再送してもらったが、やはり同様の花が咲いてしまった。写真の花は一本の花茎の上部に数輪ついているので、アコーリスではなくポリアンサス系交配種だと思う。

花を切り開いてみたところ、一番下の写真は花柱(雌しべ)が葯の僅か上にあるので僅長柱花、そのすぐ上の写真は、花柱が葯のずっと下にあるので短柱花ということになろう。花柱が大幅に葯の上に突出した突出長柱花や、ほとんど同じくらいの同長花というものもある。プリムラにはこのように短柱花と長柱花の咲く株があり、異型花どうしの交配のほうが結実しやすいことが知られているそうだ。佐々木章さまのサイト 【サクラソウの保全にむけて】を、一部参考に記述しました。感謝。

Primula darialica

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学 名Primula darialica
プリムラ ダリアリカ
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
分 類多年草
大きさH8cm x S8cm ~
撮影日2006-04-08
American Primrose Society から、種子交換で配布されたタネより開花した。このアメリカプリムローズ協会の海外会員は、タネを提供していなくとも、無料で25種類まで配布を受けることができる。プリムラ属のほかにもアンドロサケやキクラメンなどのサクラソウ科も、少しだがリストにある。

中国、中央アジア、コーカサス山脈の高山に分布する小型種。ロゼットの中央より、3-5本の花茎を出し、茎頂に数花がかたまって咲く。洋紅色からローズ色。湿性岩場や渓流沿い300-2800メートル。(PRIMULA他から引用)

下の5枚の写真は2004年にいただいた苗から。丈3センチほどで開花してしまった。葉には粉がたくさん付き、シルバーリーフに見える。しかし、上の写真4枚のAPS実生株とは、違う品種のようにも見える。APSの方は目が黄色で比較的はっきり(幅が広い)している。しかし、下の株では目は白で幅は狭く、ほとんど喉の黄色の方が目立つ。

PRIMULA : John Richards 著によると、以下のような亜種がある。
Primula darialica subsp. daraliaca
   花径10ミリ以上、萼は5ミリ、葉は8x3センチで、Daryal峡谷、Kasbek山
   北中央コーカサスの300-900メートル。
Primula darialica subsp. farinifolia (var. farinifolia)
   花径3-6ミリ、萼は3ミリ、葉は13x3センチ、しばしば基本種より粉が多い。


プリムラの粉について 「ヒマラヤ植物大図鑑」より抜粋
サクラソウの芽や若い株では、空気を出し入れする気孔が密に分布する鱗片葉や若葉の裏面に、黄色や白色の粉が厚くつく。粉は水をはじくので、葉裏は空気の薄い層に包まれる。だから初夏の頃に雪解けや降雪、長雨で水浸しになり、ふくらみかけたサクラソウの芽が冷たい水の中に完全に没しても、気孔から微量の空気を出し入れして呼吸を維持し、生長することが可能になる。

と言うことで、ヒマラヤのプリムラにつく粉は、株が水没しても窒息しないように気孔を保護する役割がある。水辺を好むプリムラならではの役割で、他地域のプリムラでも粉の役割は同じようなものだろう。要するに寒冷地仕様だ。このヒマラヤでは冬から春にかけて、多量の雪が吹き溜まる高山帯のテラス状台地にサクラソウが多く自生するそうで、それらは初夏に雪の覆いが消えた後も、夜には気温が急降下したときに、芽の中に縮こまる葉や花蕾が凍結することが無いよう、越冬芽(写真一番下)が質の厚い卵形の鱗片葉にタマネギのように包まれているそうである。

プリムラの粉は、ポリアンサスやジュリアンハイブリッドなどの園芸種にはなくて、高山性の原種に多いので、たぶん寒さから保護するためではないかと思っていた。寒さだけではなく、このように水没からくる窒息の危機をも免れる粉の役割はとても重要だ。それにしても、時期を変えて何度も観察に行く研究者もすごいものだ。

Primula filchnerae

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学 名Primula filchnerae
プリムラ フィルクネラエ
和 名ウンナンサクラソウ
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
分 類多年草
大きさH25cm x S20cm ~
撮影日2005-02-15
いただきもののタネから。生長が早く、大型になる中国産のサクラソウ。花も大きく花径2cm前後はある。薄いピンクの覆輪がとても上品。他にも白や赤など花色のバリエーションがあるらしい。茎と葉には長い毛がいっぱい生え、切れ込みの多い葉っぱと平底のガクが特徴的である。寒さに強く、清澄な香りも素晴らしい。 カンザクラ Primula sinensis についてはこちら

Primula japonica 'Miller's Crimson'

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学 名Primula japonica 'Miller's Crimson'
プリムラ ヤポニカ ‘ミラーズクリムゾン’
和 名クリンソウ
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
属英名Primrose プリムローズ
分 類多年草
大きさH25cm x S20cm ~
撮影日2006-05-05
タネからの栽培当初はラベルを間違ってつけいて、開花した花から‘ミラーズクリムゾン’だと思われる。私はずっと、アメリカプリムラ協会(APS)の Primula helodoxa (キバナノクリンソウ)のラベルをつけていた。APSの間違いでなければ、私がラベルを間違っていたのだろう。

湿地の周辺などの草地に生育するので、夏は日陰で涼しく、適度に肥沃な湿った土で育てるのが良い。北海道 本州 四国に分布する多年草だが、この品種の由来は良く分からない。サクラソウより少し遅く咲き始め、花が輪生状に段咲きとなり大型となる。赤い色はインパクトがあるが、日陰に植えるのでうるさ過ぎず、なかなか良い感じになった。

Primula japonica 'Postford White'

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学 名Primula japonica 'Postford White'
プリムラ ヤポニカ ‘ポストフォードホワイト’
和 名クリンソウ
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
属英名Primrose プリムローズ
分 類多年草
大きさH25cm x S20cm ~
撮影日2007-05-15
園芸名から白花のクリンソウと思い込んでいたが、蕾のうちからところどころ花弁に桃色がでて、開いてもうっすらと桃色がのっていた。

Primula kisoana

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学 名Primula kisoana
プリムラ キソアナ
和 名カッコソウ
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
属英名Primrose プリムローズ
分 類多年草
大きさH25cm x S20cm ~
撮影日2007-05-15
山草会のタネから。春蒔きで翌年春に開花となった。暖かい地方にも自生するせいか、夏も無事に越し開花となった。中にはシベが弁化して二重のようになった花や、頂点に花が輪状につくだけでなく、その中心からまた花茎が伸びて、クリンソウのように段咲きになったものもあった。肥料が効き過ぎていたのかもしれない。茎は太く毛が多い。葉は細長くはない。

Primula malacoides

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学 名Primula malacoides
プリムラ マラコイデス
和 名オトメザクラ/ケショウザクラ
英 名Pairy primrose ペアリープリムローズ
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
分 類一年草
大きさH40cm x S40cm ~
撮影日2003-04-19
親株はいただいたタネからだが、これらはこぼれ種子で育った。タネをまいて育苗しているものより、こちらの方が生育良好で困ってしまう。乾燥にも強い。こぼれ種子は早春に発芽してくるが、これを移植して育ててもうまく行く。霜にはそれほど強くないので、南側の軒下などで育てると良い。この写真の株も、もっと肥料などを与えてがっしりした株に育てれば、輪生状に花がつき見ごたえがあったと思う。

Primula modesta var. fauriei

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学 名Primula modesta var. fauriei
プリムラ モデスタ ファウリエイ
異 名Primula farinosa subsp. modesta var. fauriei
プリムラ ファリノサ モデスタ ファウリエイ
和 名ユキワリコザクラ
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
分 類多年草
大きさH8cm x S8cm ~
撮影日2006-04-09
東京山草会の種子交換会から分譲されたタネより、1年も経過せずに開花となった。あまりの成績優秀さに自分でもビックリした。2005年1月に配布されたタネは2週間ほどで発芽が始まったが、非常に発芽率が良かった。5月始めには1本植えにした。夏越し後、10月下旬に植替え、翌年4月から開花となった。タネも採りたいが、今年夏越しさせ、現在ある株を維持することをまず目標としたい。また花色には幅があり、淡い桃色や桃紫色のものがあった。上の画像と一番下の画像の株は、蕾のときは濃い紫色だったので期待したが、開花したら桃紫色となった。シロバナユキワリコザクラ Primula modesta var. fauriei f. leucanthaこちら

本州北部と北海道、千島の山地の岩場などに自生し、本州中部、四国、九州に自生するユキワリソウ(Primula modesta var. modesta)の変種とされている。 葉は長さ3~7センチ、上面は無毛で、下面には淡黄色の粉状物が密生している。葉身は広卵形で、基部が急に細くなって葉柄状になり、縁には不明瞭な鋸歯があって外側に強く反り返るのが特徴。この点で、葉がやや細く、基部に向かって次第に細くなるユキワリソウと区別される。

花茎は高さ7~15センチ、6~7月に3~10個の花を散状につける。花は小型で径10~15ミリ、筒部は長さ約6ミリ、紅紫色で中央は黄白色。萼は短筒形で長さ3-5ミリ、二分の一くらいまで五裂し、花柄とともに淡黄色の粉状物で覆われている。(趣味の山野草1985年1月号№.54より引用)

Primula modesta var. fauriei Albiflora Nemuro

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学 名Primula modesta var. fauriei Albiflora Nemuro
プリムラ モデスタ ファウリエイ アルビフローラ 根室産
和 名白花根室コザクラ (流通名)
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
分 類多年草
大きさH5cm x S5cm ~
撮影日2008-04-05
山草会のタネから。よくぞ白花が咲いてくれました。感謝

Primula modesta var. fauriei Nemuro

P_modesta_fauriaeNemuro040330.jpg
学 名Primula modesta var. fauriei Nemuro
プリムラ モデスタ ファウリエイ 根室産
和 名根室コザクラ (流通名)
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
分 類多年草
大きさH3cm x S3cm ~
撮影日2004-04-02
いただいた苗から。蕾は12月から確認できた。この株の大きさは3センチ程で、花径は1センチ程。ユキワリコザクラの根室自生のものである。花びらの切れ目部分に粉が少し付いているのが分かる。花に全く粉の付いていないものもあった。

Primula modesta var. fauriei f. leucantha

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学  名Primula modesta var. fauriei f. leucantha
プリムラ モデスタ ファウリエイ レウカンタ
和 名シロバナユキワリコザクラ
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
分 類多年草
大きさH8cm x S8cm ~
撮影日2006-04-09
こちらは2004年秋に苗をいただいたものから、1年半を経過して開花となった。年に二回、春と秋に植え替えている。夏は増し土をして半休眠状態にしていた。この春に新芽が出てくるまでは気が気ではなかった。こちらも是非タネを採りたいし、この株をも維持したい。ユキワリコザクラはこちら

Primula modesta var. matsumurae

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学 名Primula modesta var. matsumurae
プリムラ モデスタ マツムラエ
和 名レブンコザクラ
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
分 類多年草
大きさH3cm x S3cm ~
撮影日2005-04-15
実生株ポット入りをいただく。その年の晩秋に株分けしておいたが、越冬中は葉も茶枯れて中心部のみ(越冬芽)が残っていた。早春にその中心部が膨らんできて蕾を抱いていることがわかった。屋外に株を出していた年はユキワリコザクラより粉が多いと感じたが、ガラスケースに入れて越冬した年は、葉裏には粉があるが葉表には全然付いていなかった。寒さにつれて粉の衣をまとうのだろう。花径は1センチ弱だった。


レブンコザクラについて

【PRIMULA】 John Richards 著より
肥満遺伝子による披針形の葉を持つずんぐりした逞しい植物で、徐々に自生範囲は狭くなっている。軸は不明瞭。花径15-20ミリ、花梗10-15ミリ、萼は8ミリまで。礼文島、天塩、北海道、韓国、ウラジオストック地域に分布する。タネからの白花種は園芸的に人気がある。これは通常 Primula modesta fauriae alba として知られている。しかしそれはずんぐりした逞しい大きな花の植物で、おそらくこの種が幾度も採集された礼文からもたらされ、多分 form of var. matsumurae であるだろう。

東大 Flora of Japan より
白花種は Hara により、 f. alba と名づけられた。(1948)

Primula sieboldii

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学 名Primula sieboldii
プリムラ シーボルディ (無銘実生株)
和 名サクラソウ
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
分 類多年草
大きさH15cm x S15cm ~
撮影日2004-04-10

Primula sieboldii 'Dohjibai'

http://seedsman.jp/gardenblog/jpg-other/primula_sieboldii_dojibai2-thumb.jpg
学 名Primula sieboldii 'Dohjibai'
プリムラ シーボルディ ‘童子梅’
和 名サクラソウ
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
分 類多年草
大きさH15cm x S15cm ~
撮影日2004-04-06

Primula sieboldii 'Ginpukurin'

http://seedsman.jp/gardenblog/jpg-other/p_sieboldii_Gin050507-2-thumb.jpg

http://seedsman.jp/gardenblog/jpg-pink/primula_sieboldii_Gin060422-thumb.jpg
学 名Primula sieboldii 'Ginpukurin'
プリムラ シーボルディ ‘銀覆輪’
和 名サクラソウ
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
分 類多年草
大きさH15cm x S15cm ~
撮影日2006-04-22

Primula sieboldii 'Manzairaku'

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学 名Primula sieboldii 'Manzairaku'
プリムラ シーボルディ ‘万才楽’
和 名サクラソウ
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
分 類多年草
大きさH15cm x S15cm ~
撮影日2007-05-14

Primula sieboldii 'Shimeno-iki'

http://seedsman.jp/gardenblog/jpg-other/p_sieboldii_simenoko1-thumb.jpg
学 名Primula sieboldii 'Shimeno-iki'
プリムラ シーボルディ '標野行'
和 名サクラソウ
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
分 類多年草
大きさH15cm x S15cm ~
撮影日2005-04-15

Primula sieboldii 'Shiro Tombo'

p_sieboldii_ShiroTonbo070514.jpg

学 名Primula sieboldii 'Shiro Tombo'
プリムラ シーボルディ ‘白蜻蛉’
和 名サクラソウ
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
分 類多年草
大きさH15cm x S15cm ~
撮影日2007-05-14

Primula sieboldii 'Shirosuzu'

http://seedsman.jp/gardenblog/jpg-white/primula_sieboldii_Hakurei2-thumb.jpg
学 名Primula sieboldii 'Shirosuzu'
プリムラ シーボルディ ‘白鈴’
和 名サクラソウ
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
分 類多年草
大きさH15cm x S15cm ~
撮影日2005-04-15

Primula sieboldii 'Tajima-no-Shiro'

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学 名Primula sieboldii 'Tajima-no-Shiro'
プリムラ シーボルディ ‘田島の白’
和 名サクラソウ
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
分 類多年草
大きさH15cm x S15cm ~
撮影日2007-04-27

Primula sieboldii 'Tennyo'

http://seedsman.jp/gardenblog/jpg-other/primula_sieboldii_Tennyo4-thumb.jpg
学 名Primula sieboldii 'Tennyo'
プリムラ シーボルディ ‘天女’
和 名サクラソウ
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
分 類多年草
大きさH20cm x S20cm ~
撮影日2004-04-11

Primula sieboldii 'Tsuki-no-Miyako'

p_sieboldii_Tsuki-no-Miyako080425.jpg

学 名Primula sieboldii 'Tsuki-no-Miyako'
プリムラ シーボルディ '月の都'
和 名サクラソウ
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
分 類多年草
大きさH15cm x S15cm ~
撮影日2008-04-25

Primula sieboldii Yatsugatake mt.

p_sieboldiiYatu060419.jpg
学 名Primula sieboldii
プリムラ シーボルディ (実生八ヶ岳産)
和 名サクラソウ
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
分 類多年草
大きさH15cm x S15cm ~
撮影日2006-04-20

Primula sinensis

primula_sinensis060321.jpg
学 名Primula sinensis
プリムラ シネンシス
和 名カンザクラ
英 名Chinese primrose チャイニーズプリムローズ
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
属英名Primrose プリムローズ
分 類多年草
大きさH15cm x S15cm ~
撮影日2006-03-21
中国原産。ウンナンサクラソウ Primula filchnerae に似ているが、以下のように分類については諸説あるようだ。しかし、見かけが似ているのは確かだと思う。平底の萼、毛深くて深い切れ込みのある葉などが似ている部分。しかし、こちらは茎や葉柄の色が赤く、明るい緑色のウンナンサクラソウとは違いがはっきりしている。カンザクラと呼ばれる割には霜に弱いと感じた。秋に発芽させたものは霜や用土の凍結で傷んでしまい、ダメになったものが多かった。冬は軽く霜よけしたほうが無難だろう。このsinensis種よりも、 filchnerae種(ウンナンサクラソウ)の方が寒さに強いと、両種を栽培して思った。

洋書 『PRIMULA』 Primula sinensis Distributionから引用 特徴的な平底のガクにより、Auganthus節(P. sinensis, P. rupestirs)の2種が、中国産の他の種から区別されている。またChen&Hu(1990)に続き、Halda(1992)によって不思議にも、Primula filchnerae がこの節に置かれている。私(John Richard)は、それがPinnatae節であるとするSmith&Fletcher説に同意する。

Primula filchnerae -- subgenus Pinnatae section Pinnatae
Primula sinensis -- subgenus Auganthus section Auganthus

Primula veris

primula_veris03.jpg

学 名Primula veris
プリムラ ヴェリス
和 名キバナノクリンザクラ
英 名Wild Cowslip ワイルドカウスリップ
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
分 類多年草
大きさH15cm x S15cm ~
撮影日2006-04-20
小輪のレモンイエローの花には清澄で素晴らしい芳香があるが、夏の蒸し暑さを嫌う。赤花種もあるが、深紅というより橙色っぽいものもあって色幅があった。我が家で唯一宿根しているプリムラでもある。夏の間は地上部がなくなって休眠しているが、秋彼岸ごろから葉が再び出てきて成長が再開する。注文した覚えのないタネだったが、ウルガリスの中にでも混ざっていたタネからだと思う。1-2年で大株となってしまうので、秋に株分け植えかえすることで株が若返り、写真のように群生させることもできる。

私の経験では、プリムラのタネは2年以上経過していても、寒冷経験後の春にはよく発芽する。結果として、外国から輸入した(いつ採取したかはっきりしない)タネもよく発芽するので、実生栽培初心者にもお勧めの植物である。その後の栽培は高山寒冷地の原種ほど難しいので、平地栽培の園芸交配種やこの Primula veris などが入門用としてお勧め。

Primula veris Red strain

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学 名Primula veris Red strain
プリムラ ヴェリス レッドストレイン(赤系)
英 名Wild Cow slip ワイルドカウスリップ
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
分 類多年草
大きさH15cm x S15cm ~
撮影日2007-03-29
オランダのエミーズガーデンからのタネ。1-2年冷蔵保存した残り種子だが、よくぞ発芽した。蕾の様子からも veris 種に間違いないと確信してはいたが、実際に花を見るまで心配だった。開花した花は、標準種と形もまったく同じで色だけが赤から橙色系だった。標準花はほのかに香りがあるが、レッドストレインに関しては香りは分からなかった。

Primula vulgaris

primula_vulgaris3.jpg

学 名Primula vulgaris
プリムラ ウルガリス
英 名Primrose プリムローズ
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
分 類多年草
大きさH10cm x S10cm ~
撮影日2005-03-10
タネ蒔きからちょうど1年後に開花した。香りはないが、清楚な野生種の魅力がある。林床性で夏は日陰から半日陰に。Primula veris よりずっと日本(千葉)の夏に弱く、いつも夏越し後に枯死してしまう。屋外栽培だったため、開花初期は葉は小さく縮まっているが、徐々に伸びてきた。花は1.5cmほどの明るいクリーム色。ヨーロッパでポリアンサ系改良種の基となった原種である。

Primula vulgaris Osiered Amber

primula_vulgaris_OsieredAmber.jpg

学 名Primula vulgaris Osiered Amber
プリムラ ウルガリス オーザードアンバー
英 名Primrose プリムローズ
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
分 類多年草
大きさH10cm x S10cm ~
撮影日2005-04-04
種苗会社によって Primula acaulis Osiered Amber とするところもある。また、洋書PRIMULA によれば Primula vulgaris の異名の一つとして Primula acaulis が記述されていた。そして、主婦の友社刊柳宗民著シクラメン、プリムラによれば、アコーリス種 acaulis (acaulia=無茎の、丈の低いの意) は、ヨーロッパ産のウルガリス種 vulgaris から発達したものである、とされていた。

萼、花梗、花茎、葉の表面がコリヤナギ(osier *)の芽や枝の色に似て暗赤紫色である。ガラスケースで越冬したので葉もゆったりと伸び、花は基本種のウルガリス(右写真)より少し大きかった。こちらの方が中心部の目が大きく姿の良い株となった。タネ蒔き一年後に開花したが思ったほど丈夫ではなく、タネから栽培するたび、幼苗の夏越しには苦労する。

* コリヤナギの 英 名 nameosier であると Wikipedia に記述があった。

Primula x kewensis

primula_kewensis2.jpg

学 名Primula x kewensis
プリムラ x キューエンシス
Primula verlticillata x Primula floribunda
プリムラ ウェルティキラータ x プリムラ フロリブンダ
和 名ヤグラザクラ
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
分 類多年草
大きさH15cm x S15cm ~
撮影日2005-04-16
アラビア南部原産のウェルティキラータ種とヒマラヤ原産のフロリブンダ種の雑種で、英国のキュー植物園で自然に交雑されて1899年に開花したもの。その後園芸種として栽培が続けられている。日本には明治末年に渡来した、と図鑑に出ていた。

寒さに強いと思ったが凍結や霜にはそれほど強くなく、地上部は4月後半になっても萌芽してこなかった。地下部は生きていたので掘り起こして容器栽培とした。この画像は軒下でコンテナ栽培していたもの。香りがあるとも聞くが私にはわからなかった。この画像を撮影する少し前まで(寒い間)は、白粉が葉や萼全体に吹いてなかなか美しかった。

Primula x polyantha 'Chartreuse'

http://seedsman.jp/gardenblog/jpg-other/primula_Chartreuse0604192-thumb.jpg
学 名Primula x polyantha 'Chartreuse'
プリムラ x ポリアンタ ‘シャトルーズ’
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
属英名Primrose プリムローズ
分 類多年草
大きさH15cm x S15cm ~
撮影日2006-04-19
バーンヘイブン社 Barnhaven Primroses のタネから。‘シャトルーズ’は明るい黄緑の葉に、ペールイエローの花びらで、その縁は少し波打ち、大輪花でなかなか良かった。全般的に園芸交配のプリムラは肥料に強く、肥料を与えるとグングン大きくなる。この‘シャトルーズ’はその中でも、径4センチほどと断然大きい花だったから、多分その品種の特性だと思う。

Primula x polyantha 'Desert Sunset'

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学 名Primula x polyantha 'Desert Sunset'
プリムラ x ポリアンタ ‘デザートサンセット’
英 名Polyanthus primula ポリアンサスプリムラ
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
分 類多年草
大きさH20cm x S20cm ~
撮影日2007-03-19
アメリカプリムローズ協会のタネから。おいしそうなアプリコット色の大輪花で、葉は黄緑色。太い花茎はうぶ毛が多くがっしりしていた。

Primula x polyantha 'Midnight'

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学 名Primula x polyantha 'Midnight'
プリムラ x ポリアンタ ‘ミッドナイト’
英 名Polyanthus Primula ポリアンサスプリムラ
和 名ポリアンサスプリムラ
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
分 類多年草
大きさH20cm x S15cm ~
撮影日2006-04-04
フランスのバーンヘイブン社 Barnhaven Primroses から購入したタネで、開花には1年半かかってしまった。発芽率は良く、1年目は非常にたくさんの株があったが、徐々に減ってしまった。病気に弱かったということだろう。この珍しいインディゴブルーの花色は紫に近い紺色で、非常に魅力的だ。うっすらとストライプも見える。大輪の花は弁端が丸く、後にくるりと反り返るのもチャーミング。目は黄色だが、その境は赤紫から小豆色で引き締まった感じがする。

Primula x polyantha 'Paris '90'

p_Paris90070319.jpg

学 名Primula x polyantha 'Paris '90'
プリムラ x ポリアンタ 'パリス'90'
英 名Polyanthus primula ポリアンサスプリムラ
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
分 類多年草
大きさH20cm x S20cm ~
撮影日2007-03-19

Primula x polyantha 'Spice Shades'

p_SpiceShade060426.jpg

学 名Primula x polyantha 'Spice Shades'
プリムラ x ポリアンタ 'スパイスシェイズ'
英 名Polyanthus Primula ポリアンサスプリムラ
和 名ポリアンサスプリムラ
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ属(サクラソウ属) Primula
分 類多年草
大きさH20cm x S20cm ~
撮影日2006-04-26
バーンヘイブンプリムラで購入したタネから。外国ナーセリーでのタネ販売は秋からなので、タネ蒔きは早くても9月下旬となる。すると翌春には開花しないことが多いので、一度は夏を越さなければならない。夏越し容易な地域なら、2年目の開花には何の心配もないが、千葉では原種はほとんど越夏しない。これら、交配種は丈夫に育って開花までこぎつけることができるのでありがたい。プリムラをタネから栽培したい方には、まずは交配種がお勧め。渋い暗赤色の花にクリーム黄色の覆輪がほとんどだったが、なにかの間違いか黄色系もあった。

園芸名はスパイス色系ということで茶系の花色を集めたようだ。薄皮のついたカカオの実のような茶色も1株だけ出現している。

Primula x polyantha 'Striped Victorians'

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http://seedsman.jp/gardenblog/jpg-other/p_StripedVictorian-1_070401-thumb.jpg

学 名Primula x polyantha 'Striped Victorians'
プリムラ x ポリアンタ ‘ストライプドヴィクトリアンズ’
英 名Polyanthus primula ポリアンサスプリムラ
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
分 類多年草
大きさH15cm x S20cm ~
撮影日2007-04-01
バーンヘイブンプリムラのタネから。バーンヘイブンのタネは3-4年ほど続けて購入しているが、品種は確かで発芽率もよい。ポリアンサスは根張り旺盛で地上部も大きくなってしまうが、花も大きく見ごたえがある。これは名前から推察するに、ビクトリア朝時代に交配作出されたものだろう。ヨーロッパで脈々と受け継がれてきた、伝統的品種の一つである。本当にストライプが出現するか、開花するまでは半信半疑だったが、開花すれば見事なストライプであった。花色は淡いピンクから紫までと幅があり、ストライプのはっきりしないものもあった。

Primula x polyantha Cowichan Primula

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学 名Primula X polyantha Cowichan Primula
プリムラ x ポリアンタ カウチンプリムラ
英 名Cowichan Primula カウチンプリムラ
和 名カウチンプリムラ (流通名)
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
属英名Primrose プリムローズ
分 類多年草
大きさH15cm x S15cm ~
撮影日2006-03-23
フランスのバーンヘイブン社 Barnhaven Primroses のタネから。播種後、1年で開花となった。ポリアンタはヨーロッパでは改良が進み、たくさんの花色、花型があるようだ。この Barnhaven 社はポリアンタ他、園芸交配種が多い。カウチンプリムラもこのブルーのほかにアメジスト、レッドなど豊富に花色が取り揃えられている。ブルーカウチンはすべて同じタネからだが、別の色合いや目の色が若干違うものも出現。アメジストカウチンも暗い赤で、アメジスト色とは程遠いあずき色に見える。

Cowichan primula (カウチンプリムラ)とは、1930年代にカナダのバンクーバー島カウチンバレーに自生するプリムラから発見(選抜)された系統で、花びらはベルベットの質感を持ち、大きな黄色い目ではなく、 小さな褐色のシミのようになっているのが特徴で、これを「黄色の目無し」と言うのが長年の伝統である、と記述しているサイトがあります。また、葉は冬中枯れずに、春には緑でもその後、季節の流れと共に暗紫色を帯びるともありますが、洋書PRIMULAには詳細な記述がないため、良くわかりません。

Primula x polyantha Cowichan Venetian Red

http://seedsman.jp/gardenblog/jpg-pink/p_VenetianRed050317-thumb.jpg
学 名Primula x polyantha Cowichan Venetian Red
プリムラ x ポリアンタ カウチンベネチアンレッド
英 名Cowichan primula カウチンプリムラ
和 名カウチンプリムラ (流通名)
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
分 類多年草
大きさH15cm x S15cm ~
撮影日2005-03-10
カナダのバンクーバー島カウチンバレーで発見選抜されたもので、「目無し」あるいは「黄色以外の目」が特徴、と記述したサイトがあった。洋書PRIMULAには詳しい記述がないので分からない。実際に栽培してみると、最初は黄色っぽかった目が次第に色褪せて花色と同色となったものや、目が無いもの、灰褐色や茶褐色の目のものもあった。花びらはベルベットのような質感を持ち、日光のあたり具合で微妙な色合いとなる素晴らしいプリムラ。株によっても花色は微妙に違い、明赤から暗赤があった。花の大きさは大きいもので径3センチもあった。このタネは Plants of Distinction 社英国からネットで購入。

Primula x polyantha Cowichan Yellow

primula_CowichanYellow080405.jpg

primula_CowichanYellow080318.jpg

学 名Primula x polyantha Cowichan Yellow
プリムラ x ポリアンタ カウチンイエロー
英 名Cowichan Primula カウチンプリムラ
和 名カウチンプリムラ (流通名)
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
属英名Primrose プリムローズ
分 類多年草
大きさH15cm x S15cm ~
撮影日2008-04-05

Primula x polyantha Gold laced 'Gilded Ginger'

p_GildedGinger060426.jpg

学 名Primula x polyantha Gold Laced 'Gilded Ginger'
プリムラ x ポリアンタ ゴールドレース
‘ギルデッドジンジャー’
英 名Polyanthus primula ポリアンサスプリムラ
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
分 類多年草
大きさH20cm x S20cm ~
撮影日2006-04-26
花を見ればわかるが、ゴールドレースに似ているが、目の色と地の色の境界がはっきりしない。この少しかすれたような渋い暗赤色の花は、ゴールドレースより大輪だった。

Primula x polyantha Gold laced, Victorian series

p_GoldlaceBH060404.jpg
学 名Primula x polyantha
Gold laced, Victorian series

プリムラ x ポリアンタ
ゴールドレース, ビクトリアンシリーズ
英 名Gold laced polyanthus ゴールドレースドポリアンサス
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
属英名Primrose プリムローズ
分 類多年草
大きさH20cm x S15cm ~
撮影日2006-04-04
上のゴールドレースとすぐ下の‘ギルデッドジンジャー’は、バーンヘイブン社 Barnhaven Primroses のタネから。葉はシルバーがかっていて、先端が丸く柔らかい感じのするポリアンサスだった。表面に毛が多いのかもしれない。

そのほかの画像はいただいた苗からで、ビクトリアンというシリーズ名がついていた。バーンヘイブン社にもビクトリアンシリーズはあったが、同じかどうかは分からない。このスカーレットは、ゴールドレースとしては始めてみる明るい赤色で非常に目立つ。シルバーレースも見かけたことが無かった。タネが採れれば良かったが、交雑の可能性があるのでやめた。地植えでも十分育つらしいので、我が家でも地植えにしてみた。来年の成績やいかに。

Primula x pruhoniciana

primula_pruhoniciana040411.jpg
学 名Primula x pruhoniciana
プリムラ x プルホニキアナ
英 名Juliana primula ジュリアナプリムラ
和 名ジュリアンハイブリッド/ジュリアン (流通名)
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
分 類多年草
大きさH12cm x S12cm ~
撮影日2004-04-11
株分けしたものをいただいたプリムラ。秋に1~2芽ずつに株分けし根も短くカットして、ある程度の間隔を開けて地植えしたが、見事にマット状となった。そのまま翌年まで据え置くと今度は混み過ぎた感もあったから、二年に一度の株分け 植替えでちょうど良いと思う。建物南側に植えたものは霜にあまり影響を受けなかったせいで、葉が旺盛に伸び徒長したようにも見える。

ジュリアンハイブリッドは、小花梗がじかに株元から多数出る(写真一番下)ので、葉は短い(小さい)方が見栄えが良い。多少の霜に当てて、こぢんまりさせたほうが良いだろう。その際に葉が痛んでも、春には新葉が展開するのでかまわない。晩秋の株分けのときに古い葉を整理せずそのまま残しておけば、越冬芽をある程度守ることが出来るだろう。その後、新葉展開と同時に古葉を整理すれば、きれいな葉が出揃って見栄えも良くなると思う。

Primula x pubescens

http://seedsman.jp/gardenblog/jpg-other/primula_pubescens060411-thumb.jpg
学 名Primula x pubescens
プリムラ x プベスケンス
英 名Auricula primula アウリクラ プリムラ群
Boder auricula Group ボーダー アウリクラ グループ
和 名ガーデンオーリキュラ/オーリキュラ (流通名)
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
分 類多年草
大きさH20cm x S20cm ~
撮影日2006-04-11
Primula auricula としてタネをいただいたものだが、これらはおそらく交雑種のプベスケンスで、ボーダー・アウリクラ・グループだろう。日本で安価に流通する株のほとんどは、園芸交雑種のプベスケンスといわれている。そのプベスケンスは以下のように分類される。原種の Primula auricula は黄色で、ヨーロッパアルプスの高山に自生する。いただいたタネはいずれも発芽率が良かった。蒸し暑さに弱いので、夏は日陰に置き水を控える。残念ながら、香りはほとんど分からない。この上の写真と下の3枚の写真は、ペーストが比較的はっきりしており、少しだが香りもあったのでショー・アウリクラの実生かもしれない。
 
【新 花と植物百科より】
Auricula primulas (アウリクラ プリムラ群) このプリムラ群は Auricula primulas と呼ばれ、常緑で、Primula auriculaPrimula hirsuta との交雑により作られたもの。葉の上部に伸びた茎に、平たく滑らかな花が散形花序の形につく。以下の3つのサブグループ、アルパイン、ボーダー、ショーに分けられる。

  • Alpine Auricula Group (アルパイン アウリクラ グループ)
    このグループの花は、中心部と花弁の色とが全く異なる。ライト センター(中心部が白または薄い色)と、ゴールド センター(中心部が金色か黄色)がある。葉、花のどちらにも粉或いはファリナはない。高山植物室か、ロックガーデンで栽培する。
  • Show Auricula Group (ショー アウリクラ グループ)
    花の中心にはっきりした白い粉あるいはペーストの円がある。単色の品種は中心部のペーストから花弁の縁まで同一色で、赤、黄、青、青紫色などのものがある。中心部のペーストの周りに黒い輪があり、緑色、灰色、または白の縁に向かって広がっているものもある。また装飾的な園芸新種では、ペースト部分は黒を除いた様々な色で囲まれ、花弁の縁は緑色、灰色、白などである。ショー アウリクラの仲間は葉の上(花弁の縁が緑色のものを除く)、花の中心部、そして時に花弁の縁にもファリナがある。花を雨から保護するため、ハウス内で栽培する。
  • Border Auricula Group (ボーダー アウリクラ グループ)
    このグループはプリムラ アウリクラの仲間で、一般に丈夫なので庭での栽培に適しており、非常に香りの良いものも多い。花茎や葉の上にファリナのあるものもある。草本花壇への寄せ植えに良い。

【PRIMULAより】
Primula auricula
アルプス周辺250-2900メートル、石灰岩地帯の割れ目などに自生する。黄色の花で粉のついた白い目がある。花茎16センチ。

Primula hirsuta
アルプスと中部ピレネーの石灰岩地に自生。花はローズピンク、パープルピンク、ライラックピンクで、稀に白もある。ほとんどが白い目。花茎7センチ。

Primula x pubescens Double auricula

http://seedsman.jp/gardenblog/jpg-other/p_auricula_TDouble1-thumb.jpg
学 名Primula x pubescens Double auricula
プリムラ x プベスケンス ダブルオーリキュラ
英 名Double auricula ダブルオーリキュラ
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名プリムラ(サクラソウ)属 Primula
分 類多年草
大きさH15cm x S15cm ~
撮影日2005-02-28
耐寒性強いが、冬期は霜よけの出来る無加温のガラスケースやフレームで育てる。実生株も育っているが、我慢できなくてタキイ種苗より5株セットで購入したもの。色はほとんど同系色ではっきりした違いがない。ただし、香りはどれもすばらしい。その中でも一番上の株は、花弁がバランス良く配され整った八重咲きだと思う。しかしマニアのサイトではこんなものではない。これらもプベスケンスの仲間と言えよう。オーリキュラの分類はこちら

Soldanella alpina

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学 名Soldanella alpina
ソルダネラ アルピナ
和 名イワカガミダマシ
科 名サクラソウ科 Primulaceae
属 名ソルダネラ(イワカガミダマシ)属 Soldanella
分 類多年草
大きさH10cm x S10cm
撮影日2006-03-03
ヨーロッパ原産の高山植物。1cmほどの丸い小さな葉っぱはつるつるとしてロゼットをなす。花は傘を連想させるような形だが、れっきとしたサクラソウ科で比較的水を好む。夏は半日陰から日陰に。

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