ケシ科のブログ記事

Corydalis decumbens

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学 名Corydalis decumbens
コリダリス デクンベンス
和 名ジロボウエンゴサク
科 名ケシ科 Papaveraceae
属 名コリダリス(キケマン)属 Corydalis
分 類塊茎あるいは繊維状の根を持つ多年草
大きさH15cm x S15cm ~
撮影日2005-04-09
ヤマエンゴサクより花はまばら。開花の始めはクリーム色に緑がのっていたが徐々に花色が変わっていった。花のつけ根にある苞葉に切れ込みがないのがジロボウで、切れ込みがあるのがヤマエンゴサクだそう。一番下の写真で分かるように、苞葉には切れ込みがないのでこれはジロボウエンゴサク。

Corydalis flexuosa

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学 名Corydalis flexuosa
コリダリス フレクソーサ
和 名アオバナケマンソウ(流通名)
ヒマラヤエンゴサク(流通名)
科 名ケシ科 Papaveraceae
属 名コリダリス(キケマン)属 Corydalis
分 類塊茎あるいは繊維状の根を持つ多年草
大きさH20cm x S20cm ~
撮影日2004-03-30
青いケマンソウで花色はまだらのブルー。肥料が効いてガラスの水槽で育てたせいか、大輪だが徒長気味となった。日本産のエンゴサク類のように少しばかりの花を期待していたので少しがっかりした。夏の暑さに弱いので休眠させてしまったが、晩秋にはまた芽が出てきても翌年開花しなかった。

Corydalis incisa

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学 名Corydalis incisa
コリダリス インキサ
和 名ムラサキケマン
科 名ケシ科 Papaveraceae
属 名コリダリス(キケマン)属 Corydalis
分 類二年草
大きさH20cm x S20cm ~
撮影日2005-04-14
毒 草 以下は「気をつけよう!毒草100種」(中井将善著 金園社刊)から引用したものです
ケシの仲間は我が国では園芸用として庭先によく植えられるが、いずれも有毒で、全草に毒分を含む。中毒症状は強烈ではないようだが、アルカロイドのけいれん毒でプロトピンなどを含む。間違って食すと、吐き気や脈の低下、体温低下、呼吸や心臓麻痺を起す。キケマン、ミヤマキケマン、ヤマキケマン、ツルキケマン、エゾキケマン、シマキケマン、ホザキキケマンなども同様に毒草。
秋に芽を出し、森林下で越冬する。茎が直立し無毛。葉は長い葉柄で2回3出羽状複葉。花は総状花序で、紅紫色や白色に一部紅紫色の斑点がある。果実はさく果で下に傾く楕円形。タネを採ろうと手でサヤに触れると、サヤが爆ぜるようにして開くのには驚いた。タネを遠くに飛ばす工夫らしい。

Corydalis magadanica

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学 名Corydalis magadanica
コリダリス マガダニカ
科 名ケシ科 Papaveraceae
属 名コリダリス(キケマン)属 Corydalis
分 類多年草または一年草
大きさH50cm x S50cm ~
撮影日2006-04-24
もらいもののタネからで詳細不明だが、繁殖力旺盛だった。最初はポットで咲き、こぼれ種子は軒下で50cm以上にもなり、ふさふさとした葉っぱで越冬してしまった。一番下の写真はそれが開花したものだが、残念ながら帰化する恐れもあると思って処分した。花はチョコレート色の斑がついて面白い色だった。

Corydalis sempervirens

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学 名Corydalis sempervirens
コリダリス センペルウィレンス
和 名オボロエンゴサク(流通名)
科 名ケシ科 Papaveraceae
属 名コリダリス(キケマン)属 Corydalis
分 類多年草または一年草
大きさH30cm x S20cm ~
撮影日2004-07-15
桃と黄色の複色花が珍しいが、意外と丈夫に育った。シダにも似た灰緑の葉がきれいで、蒸し暑くなるとこの葉っぱが黒く枯れこんで溶けてくる。秋蒔きしても開花は全て6月以降(夏咲き)という特徴があったので、春に蒔けば小株で開花となり、株姿が良いかもしれない。千葉では秋蒔きしても軒下で十分越冬できた。

Dicentra spectabilis

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学 名Dicentra spectabilis
ディケントラ スペクタビリス
英 名Bleeding Heart ブリーディングハート
和 名タイツリソウ/ケマンソウ
科 名ケシ科 Papaveraceae
属 名ディケントラ属(コマクサ属) Dicentra
分 類多年草
大きさH60cm x S60cm ~
撮影日2008-07-21
毒 草 以下は「図解猛毒植物マニュアル」(和田宏著 同文書院刊)より引用したものです
保有する毒の成分:ビククリン
死に至る症状:心臓麻痺、痙攣
有毒成分は草全体にある。茎にはビククリンというアルカロイドがあり、けいれんを引き起こす作用がある。
春に安価で出回った苗を購入したもの。ヨレヨレだったが、植え付け一年目に少し開花してくれた。これもケシ科なので直根らしいが、販売されている苗はその根をビニールポットに収めるため、短く切り詰めて販売していると聞く。だから生き残るものが少ないとも。その点、自家実生した苗は根を傷める心配もなく育てられるので、やはりタネから栽培したいものだ。この株の今後に期待している。

Dicentra spectabilis 'Albiflora'

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学 名Dicentra spectabilis 'Albiflora'
ディケントラ スペクタビリス 'アルビフローラ'
英 名Bleeding Heart ブリーディングハート
和 名白花タイツリソウ/ケマンソウ
科 名ケシ科 Papaveraceae
属 名ディケントラ(コマクサ)属 Dicentra
分 類多年草
大きさH60cm x S60cm ~
撮影日2006-04-13
毒 草 以下は「図解猛毒植物マニュアル」(和田宏著 同文書院刊)より引用したものです
保有する毒の成分:ビククリン
死に至る症状:心臓麻痺、痙攣
有毒成分は草全体にある。茎にはビククリンというアルカロイドがあり、けいれんを引き起こす作用がある。
タネからだが2年以上経過で開花株となった。明るい黄緑の葉に白のハートが垂れ下がる様は面白い。木陰など半日蔭を好み、夏は涼しい所に。用土も比較的湿り気の多いのを好む。

Eschscholtzia californica 'Champagne & Roses'

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学 名Eschscholtzia californica 'Champagne & Roses'
エッショルツィア カリフォルニカ ‘シャンペンアンドローゼス’
和 名ハナビシソウ
科 名ケシ科 Papaveraceae
属 名エッショルツィア属 Eschscholtzia
属英名California poppy カリフォルニアポピー
分 類一年草
大きさH30cm x S30cm ~
撮影日2004-04-30
しわ加工のシルクサテンのような輝く花びら。他の花にこんな色があるだろうか。灰緑の葉と相まって、とても素敵な花だった。乾燥していて痩せた土を好む。日中は花びらが開いているが、夜間には閉じる。このタネを採取して蒔いたところ、翌年同じ花が咲いた。実生栽培容易。

下の基本種は、ケシに似た鮮やかなオレンジの花で人目をひく。シルバーがかった葉色がやさしい感じ。肥料の乏しい痩せた土で排水の良いことを好む。肥料が効きすぎていると大きくなりすぎて、結果として腐りやすくなる。耐寒性強い秋蒔きの一年草。

Glaucium corniculatum

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学 名Glaucium corniculatum
グラウキウム コルニクラツム
科 名ケシ科 Papaveraceae
属 名グラウキウム属 Glaucium
分 類多年草
大きさH40cm x S40cm
撮影日2007-05-21
イギリスのタネから。検索したところ雑草化しているらしい。確かに栽培容易でタネもたくさん採れるので、帰化するのを防ぐため更新しないことにした。

葉は厚みがあって茎の色も青灰色。花を見ればケシ科とうなづけるが、冬期ロゼットになった草姿だけではそうは見えない。秋から冬の姿はこの色が特に素晴らしかった。

Papaver alboroseum

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学 名Papaver alboroseum
パパウェル アルボロゼウム
和 名アライトヒナゲシ
科 名ケシ科 Papaveraceae
属 名ケシ属 Papaver
分 類多年草
大きさH10cm x S10cm
撮影日2006-06-28
本来の花色はごく淡いピンクがかった色とも聞き、学名からもその可能性はある。栽培種のタネからなので、もう自生地の面影はないのかもしれない。ケシ属は発芽さえすれば意外と丈夫に育つので、寒地のものでも比較的容易に育つようだ。ただし、越年はできなかったが。透明感のある白い花は直径3cm弱、青灰色の葉や茎には毛が多い。

Papaver commutatum 'Lady Bird'

http://seedsman.jp/gardenblog/jpg-pink/papaver_LadyBird2-thumb.jpg
学 名Papaver commutatum 'Lady Bird'
パパウェル コンムタツム ‘レディバード’
英 名Poppy ポピー
和 名モンツキヒナゲシ
科 名ケシ科 Papaveraceae
属 名ケシ属 Papaver
分 類一年草
大きさH50cm x S50cm
撮影日2004-05-13
真紅に黒のスポットで、シングル咲きでも非常に目立つ。葉はシルバーで細かく切れ込み Papaver rhoeas よりもきれい。

Papaver fauriei

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学 名Papaver fauriei
パパウェル ファウリエイ
和 名リシリヒナゲシ
科 名ケシ科 Papaveraceae
属 名ケシ属 Papaver
分 類多年草
大きさH10cm x S10cm
撮影日2006-06-29
栽培種のタネから。アライトヒナゲシによく似ているが、こちらのほうが葉や株姿が締まった感じでこぢんまりとし、性質も弱いような気がした。直径3cmほどの花は淡いクリーム黄色、透明感があって可愛らしい。

Papaver nudicaule 'Aurora'

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学 名Papaver nudicaule 'Aurora'
パパウェル ヌディカウレ ‘オーロラ’
英 名Iceland Poppy アイスランドポピー
和 名シベリアヒナゲシ/アイスランドポピー
科 名ケシ科 Papaveraceae
属 名パパウェル(ケシ)属 Papaver
分 類一年草
大きさH50cm x S45cm
撮影日2004-05-25
葉っぱには毛がなくロゼット状。可愛いパステル調のミックス種子。ナメクジが大好きなので要注意。

Papaver orientale 'Coral Reef', 'Checkers', 'Salmon'

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学 名Papaver orientale
'Coral Reef', 'Checkers', 'Salmon'
パパウェル オリエンタレ
‘コーラルリーフ’ ‘チェッカース’ ‘サーモン’
英 名Oriental Poppy オリエンタルポピー
和 名オニゲシ
科 名ケシ科 Papaveraceae
属 名ケシ属 Papaver
分 類多年草
大きさH50cm x S45cm
撮影日2007-05-31

トンプソンモーガンのタネからだが淡いサーモンピンクにチョコレート色のスポット、平開すれば15cm超の大輪オニゲシである。大きな蕾がなかなか割れずにじれていたが、咲き初めからシワ加工のシルクのような花びらが文句なく魅力的だ。その花びらは決して厚くはないが、意外と硬くて雨に強かった。下の‘チェッカーズ’は白花で同様だった。オニゲシとハカマオニゲシは非常に似ているため、誤って栽培することの無いよう、以下に、東京都薬用植物園様のページより引用させていただいたその見分け方を記載する。


ハカマオニゲシとオニゲシの見分け方
特 徴植えてはいけないケシ
(ハカマオニゲシ)
Papaver bracteatum
植えても良いケシ
(オニゲシ:オリエンタルポピー)
Papaver orientale
萼片(がくへん)の毛伏す(寝る)開く(立つ)
花弁の色深紅色白 桃 橙 赤など
苞葉(ほうよう)の数通常5~7枚0~5枚
柱頭の放射線数14~18本10~15本

Papaver rhoeas 'Engels Choir Mixed'

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学 名Papaver rhoeas 'Engels Choir Mixed'
パパウェル ロエアス ‘エンジェルスクワイヤーミックス’
英 名Poppy ポピー
和 名ヒナゲシ/グビジンソウ
科 名ケシ科 Papaveraceae
属 名ケシ属 Papaver
分 類一年草
大きさH50cm x S50cm
撮影日2004-05-19
昨年のこぼれ種子から、雨を逃れてきれいに咲いているうちに撮影。この八重の花は雨と夏の蒸し暑さにはとても弱い。 シックな花色が多い八重咲きミックスの品種。梅雨時期に咲くと花が台無しとなる事が多いが、この花色に魅せられて毎年栽培してしまう。

Papaver rhoeas 'Mother of Pearl'

http://seedsman.jp/gardenblog/jpg-pink/papaver_rhoeas_MotherPearl2-thumb.jpg
学 名Papaver rhoeas 'Mother of Pearl'
パパウェル ロエアス ‘マザーオブパール’
英 名Poppy ポピー
和 名ヒナゲシ/グビジンソウ
科 名ケシ科 Papaveraceae
属 名ケシ属 Papaver
分 類一年草
大きさH50cm x S50cm
撮影日2003-06-08
シックな色合いやパステル系が中心のシングル咲き。この花も雨には弱いが、3日ほどは咲いてくれる。まるで水彩画のような色合いで、別コーナーで楽しみたいと思う。この色合いは曇りの日が撮影にうってつけ。

Papaver rhoeas 'Shirley'

http://seedsman.jp/gardenblog/jpg-pink/papaver_rhoeas_Shirley1-thumb.jpg
学 名Papaver rhoeas 'Shirley'
パパウェル ロエアス ‘シャーレイ’
英 名Poppy ポピー
和 名ヒナゲシ/グビジンソウ
科 名ケシ科 Papaveraceae
属 名ケシ属 Papaver
分 類一年草
大きさH60cm x S50cm
撮影日2003-06-08
赤や桃色系のミックス。‘エンジェルスクワイヤー’より大輪花で、全体的に少し大型な品種。花色が特徴的で、同じヒナゲシとは思えない。花弁の付け根に白いスポットが入るのが特徴か。白覆輪も出た。花弁の付け根には白のスポットがある。左のとはまたちょっと違う感じだが同じく大輪。

Platystemon californicus

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学 名Platystemon californicus
プラティステモン カリフォルニクス
英 名Creamcups クリームカップス
科 名ケシ科 Papaveraceae
属 名プラティステモン属 Platystemon
分 類一年草
大きさH10cm x S10cm
撮影日2003-04-25
薄いクリーム色の花が上品でかわいい。花径は2㎝ほどで、キンポウゲ科かと思えばケシ科だった。葉は毛が生えていてグレーがかり、ケシ科らしく見える。一属一種だそうで、耐寒性強い。

Sanguinaria canadensis Double fl.

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学 名Sanguinaria canadensis Double fl.
サンギナリア カナデンシス
科 名ケシ科 Papaveraceae
属 名サンギナリア属 Sanguinaria
和 名チシオイチゲ
分 類多年草
大きさH15cm x S15cm
撮影日2009-04-27
いただき物の株から。初年度にすぐに開花するとは思わなかった。立派な成株を下さったS様に感謝。純白の八重の花は4cmほどで、これがたくさん咲いたらさぞや、と想像する。この株を維持できるよう頑張りたい。和名のチシオイチゲは切ると血のように赤い液体が出るかららしいが、実際には橙赤色の液だった。

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